KADOKAWA、Forterによる最新の不正対策技術を導入
2026年7月14日、出版や映像、ゲームなど幅広いコンテンツ事業を展開する株式会社KADOKAWAが、公式ECサイト「カドスト」において、Forterが提供する不正検知と決済最適化のAIソリューションを導入したことを発表しました。これは、ECサイトにおけるセキュリティの強化と、売上機会の喪失を防ぐための取り組みの一環です。
導入に至った背景
「カドスト」では、クレジットカードの不正利用が増加し、その対応に手間取っていました。不正取引が発生するたびに手動でレビューを行う体制に課題があり、業務の効率化が迫られていました。このような中で、3Dセキュアを導入しても、追加認証の煩雑さが影響し、一部の顧客が購入を放棄する「カゴ落ち」が頻発し、売上に深刻な影響を与えていました。
特に、高需要の商品やアーティストグッズが発表される際には、ボット攻撃や転売業者による大量購入が懸念されていました。この状況を打破するため、AIによる不正検知システムの導入が急務となりました。
Forter導入のメリット
KADOKAWAがForterのソリューションを選んだ理由は主に3つです。
1.
AIによるスマートな認証: すべての取引に対して一律の3Dセキュアを適用するのではなく、状況に応じて適切な手段を選ぶことで、効率的な不正取引の排除が可能となりました。
2.
完全自動運用: AIの即時判定により、目視確認や手作業によるルール調整が不要になり、業務効率が大幅に向上しました。
3.
KPIの契約保証: 導入後の成果に関する明確な契約があり、リスクを取ることなく導入を進められた点が大きかったです。
実績の向上
2025年1月から本格運用が開始されてから約1年間の結果については、以下のような成果を上げています。
- - 不正取引の完全遮断: Forterを介して行われるクレジットカード決済において、不正利用によるチャージバック確定率が継続して0%を達成。
- - 購入完了率の改善: 3Dセキュア運用の最適化により、購入完了率が最大6ポイント向上しました。
- - 業務の完全自動化: 従来必要だった手動での確認及びルール調整が不要になり、運用工数がゼロとなりました。
- - ボット攻撃への対応: 高需要の商品発売時のボット攻撃や転売行為にも迅速に対応できる仕組みが整いました。
カドストの担当者は、「Forterの導入により、不正対策の煩わしさから解放され、購入完了率を向上させることができた。今後はアカウント乗っ取り対策にも注力したい」と述べています。
Forterの日本担当カントリーマネージャーのコメントによると、「KADOKAWAの成果は、私たちが追求する不正対策と顧客体験の両立に貢献するものです。今後も、さらなる成長を支援し続けます」とのことです。
KADOKAWAについて
KADOKAWAは、出版、アニメ、ゲームなど多岐にわたる事業を展開する企業です。さまざまな才能を活かし、IP(知的財産)を創出し、それをグローバルに展開する戦略が特徴的です。技術を駆使して、新しいエンターテインメントの提供を目指しています。
Forterについて
Forterはデジタルコマースに特化したトラスト・プラットフォームを提供する企業です。AIを用いたリアルタイムのリスク判断により、企業は安全性を保ちながら新しいイノベーションを試みることができるよう支援しています。現在、世界中で多くの企業がForterを活用し、不正防止と収益化の両立を図っています。