新星作家・八潮久道の新作小説がついに登場
2024年4月24日、株式会社KADOKAWAから公開される八潮久道の小説『生命活動として極めて正常』が、2024年8月5日から文芸WEBマガジン「カドブン」のnote出張所で試し読みが始まります。八潮氏はネット小説プラットフォームのカクヨムでの投稿を通じて注目を集め、2022年には「年間総合はてなブログランキング」で第1位を獲得しました。
本作は、八潮氏による初の書籍作品であり、全7編から成る短編集です。特に注目を集めているのが、表題作である「生命活動として極めて正常」です。この作品では、社員の殺害が独特な制度として組み込まれた企業の異常な日常が描かれており、多くの読者の興味を引くことでしょう。
多彩な短編の魅力
短編集には他にもユニークなストーリーが収められています。「老ホの姫」では、老人ホームに住むおじいさんが「姫」として君臨し、意に添わないおじいさんを手懐けようと奮闘します。また、「バズーカ・セルミラ・ジャクショ」では、顧客評価システムが普及した未来の社会で、突然生活が脅かされる青年の姿が描かれています。
これらの物語は、ユーモアとシニカルな視点を巧みに交え、ただのエンターテインメントにとどまらない深みを持っています。著者が描く「if」の世界に触れることで、我々の社会に潜む問題を考えさせられるかもしれません。
大森望氏の絶賛
著名な書評家である大森望氏も、本作について賛辞を送っています。彼は「凄い才能が現れた!」と称し、八潮氏の作品の魅力を語りました。彼によると、作品は「いじわると笑いの絶妙なバランス」と「意外すぎる超展開」が特徴であり、特に「老ホの姫」がイチ推しだそうです。大森氏の推薦を受けて、期待が高まります。
試し読みと書誌情報
試し読みは、KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」のnote出張所で、2024年8月5日の正午より特別公開されます。八潮氏のデビュー作を先取りするチャンスをお見逃しなく!
本書は176ページの四六判変型の単行本で、定価は1,705円(本体1,550円+税)です。多くの読者が期待するこの作品を、ぜひチェックしてみてください。
八潮久道について
八潮久道氏は1985年に岐阜県で生まれ、様々なプラットフォームで創作に取り組む新進気鋭の作家です。カクヨムでの活躍により、多くのファンを持ち、SNSやブログでも注目されています。本作『生命活動として極めて正常』を通じて、彼のさらなる成長と、独自の視点を持った作品が発表されることが期待されます。