中野製薬、再生可能エネルギーによる挑戦
中野製薬株式会社が新たな環境政策を打ち出し、国内の非生産系拠点における電力使用を100%再生可能エネルギーに切り替えることを発表しました。この取り組みは、2040年カーボンニュートラル達成を目指す一環として位置付けられています。具体的には、同社の京都本社、東京支店、福岡オフィスにおいて、より持続可能なエネルギーソースへのシフトを実現したとのことです。
FIT非化石証書とは
再生可能エネルギーの価値を証明する「FIT非化石証書」とは、化石燃料を使用することなく発電された電気から得られるCO2排出なしの電力の証明書です。この証書を通じて非化石電源から購入した電力を使用することで、企業はその電力量を正確に記録され、再生可能エネルギーとの関係を可視化することができます。
中野製薬は、排出量の可視化サービスを提供するe-dashを通じてこの証書を購入し、非生産系拠点での電力供給を100%再生可能にすることができました。これにより、同社は使用電力のCO2排出量を大幅に削減することに成功したのです。
具体的な取り組み内容
今回の取り組みの一環として、中野製薬は82,467kWhのFIT非化石証書を購入しました。これは、社員やパートナー企業、顧客に対して持続可能性を重視する姿勢を強調するものであり、サステナブルな企業運営に繋がっていくと確信しています。
中野製薬の未来に向けた展望
今後は、生産拠点においてもカーボンニュートラルの実現を目指し、全ての販売チャネルで商品設計およびパートナー企業との連携を強化していく計画です。その中で、製品のカーボンオフセットも追求していくことを明言し、社会や顧客に対して貢献していく姿勢を示しています。
企業情報
中野製薬株式会社は1959年に設立され、京都市に本社を構える理美容プロフェッショナル向けおよび一般向けの頭髪化粧品の製造・販売を行っています。「嘘のない商品を作る」という企業理念のもと、シャンプーやヘアカラー、育毛剤など様々な製品を展開しています。代表取締役社長の中野孝哉氏を筆頭に、268名の従業員がより良い製品の提供に取り組んでいます。
中野製薬は、エコロジーとビジネスの両立を図りつつ、未来に向けた持続可能な成長を目指しています。