脱炭素化を進めるSun Metalon、シリーズAで13億円を調達し目指せ！金属業界の革新

Sun Metalonが脱炭素化を加速

金属業界の持続可能性を高めるべく活動する「Sun Metalon」が、シリーズAの2ndクローズで日本とアメリカの投資家から約13億円（およそ910万米ドル）を調達しました。この資金調達により、同社の累計調達額は58億円（約4千万米ドル）に達しました。独自技術を駆使し、金属製造とリサイクルプロセスにおけるCO₂排出量削減を目指すSun Metalonの挑戦に、多くの期待が集まります。

2ndクローズの詳細

Sun Metalonは昨年、シリーズAの1stクローズを行っており、今回の資金調達によりその成長戦略を一層強化します。新たに参加した投資家には、日本製鉄、国際協力銀行（JBIC）、Airbus Ventures、Shimadzu Future Innovation Fundが含まれています。これにより、Sun Metalonは国際的に通用する高効率な金属リサイクル技術を持つ企業としての地位をさらに固めます。

資金の使途

今回調達した資金は、アメリカ及び日本において事業を拡大するために活用されます。新たな技術を活用し、金属廃棄物の処理能力を向上させることで、より環境負荷の少ないリサイクルプロセスの確立を目指します。これにより、製造業の脱炭素化と循環経済の実現に寄与します。

CEOの想い

西岡和彦CEOは、「Sun Metalonのビジョンに共感いただき、本ラウンドでご支援くださった皆様に感謝申し上げます。私たちのミッションは、金属業界の脱炭素化を推進し、人類の進歩に貢献することです。今回の資金調達を通じて、CO₂削減とコスト低減を両立する技術をさらに進化させ、価値あるソリューションを広く届けていきます。」と述べています。

新しい投資家の見解

日本製鉄の常務執行役員である園田裕人氏は、「Sun Metalonの技術を用いることにより、鉄鋼業界における金属リサイクルが大きく進展することを期待しています。」とその価値を評価しています。また、国際協力銀行（JBIC）の内田誠氏は、製造業が抱える課題を解決する為、Sun Metalonのソリューションの重要性を強調しました。

さらに、Airbus Venturesの彦坂雄一郎氏は、「脱炭素という人類にとって最も重要な課題に取り組むSun Metalonの姿勢に興奮しています。」と述べ、株式会社島津製作所の後藤洋臣氏も「高効率な再資源化が可能な画期的な技術である」と期待を寄せています。

Sun Metalonの未来

Sun Metalonは、金属リサイクルだけでなく、広範な産業に対してその技術を提供し、脱炭素化の流れを加速させることに貢献していきます。2021年に設立され、すでに日本とアメリカを中心に事業を展開する同社。今後、新興市場への進出や新しい技術の開発を進め、持続可能な未来を築くためのリーダーシップを発揮することが期待されています。