小泉八雲とセツの絆を感じる新感覚『怪談パン』の魅力
松江市は小泉八雲ゆかりの地として、彼の文学的な背景と地域の魅力を融合させ、新たな観光資源を生み出しています。この度、地域活性化の一環として『怪談パン』という新たな食のジャンルが登場しました。これは、小泉八雲の文学作品やその背景にインスパイアされたパンで、地域の企業とコラボレーションを経て形になったものです。
小泉八雲とは?
明治時代に活動した文豪であり、「怪談」などの著作で知られる小泉八雲。彼が愛した松江は、現在もその面影を残しており、観光資源としての側面も強いです。小泉八雲の魅力を再認識させるため、地域住民や観光客に向けて新しい取り組みが始まっています。
怪談パンの誕生と目的
この取り組みのきっかけは、2024年が小泉八雲の没後120年と『怪談』の出版120周年に当たることです。この節目に、観光客だけでなく地元の人々にも怪談の魅力を伝えるために、『怪談パン』の展開が決定されました。
パンの開発には、老舗和菓子屋や地元の工芸作家、さらには料理店といった多様な企業が携わり、それぞれの特徴を活かしたメニューが考案されました。特に今回は『パン処 山奥』とのコラボで、地元の方々にも親しみやすいパンが狙いとされています。
新たに登場した怪談パンたち
1.
ラフカディオパーン(250円)
このパンは、小泉八雲が卵好きであったことから、卵サラダをふんだんに詰め込んだもの。八雲の横顔のロゴが焼き印に施されています。
2.
八雲とセツの絆パン(200円)
セツとの強い絆を表現し、牛乳好きの八雲をミルクパン、松江出身のセツの抹茶を使ったパンを生地に取り入れています。甘酸っぱい苺チョコレートのデコレーションがアクセント。
3.
かっぱん(300円)
あんことホイップクリームの絶妙な組み合わせが特徴。日本と西洋を融合させた生地は、見た目も可愛く子どもたちにも人気です。
4.
むじなパン(290円)
ノッペラボウをイメージしたこのパンは、小泉八雲の好物である卵を使い、着物をイメージさせる花柄のペーパーで包まれています。
今後の展望
『怪談パン』の開発は、松江市の地域活性化の大きな一歩と捉えられており、今後も更なる商品展開が期待されています。観光と地域文化の融合を目指すこのプロジェクトは、食を通じて八雲の世界に触れる機会を提供してくれるでしょう。
地元企業としての誇りを持ち、パン作りに取り組む『パン処 山奥』のデータは以下の通りです:
- - 住所:島根県松江市東津田町560ー7
- - 電話:0852-67-7260
- - 営業時間:7:00-16:00(売り切れ次第終了)
- - 定休日:月曜日
- - Instagram:こちらをクリック
最後に、この『怪談パン』を通じて松江の魅力を感じ、新たな食文化を体験してみてはいかがでしょうか。