中古マンション相場、5年で3倍超の変化！駅別最新ランキング発表

中古マンション相場が5年間で急上昇

不動産データと最新のテクノロジーを駆使する株式会社マーキュリーが、2019年から2024年にかけての中古マンション相場を駅別で比較しました。
その結果、2024年も中古マンションの価格は上昇を続け、特に東京都心ではその傾向が顕著です。市場の変動は、駅別のランキングを通じて一層鮮明に浮かび上がっています。

中古マンション相場の変化

最新のデータによれば、2024年の中古マンションの平均価格は、東京23区の中で11区において1億円を超えています。この価格急騰は、2024年10月から12月にかけて特に強く示されています。また、多くの駅で相場が上昇し続けており、これからの不動産市場への期待感を高めています。

駅別相場上昇率ランキング

駅別の相場上昇率でトップを飾ったのは「神谷町」駅でした。相場はなんと213％も上昇し、5年前の約3.13倍に達しています。さらに、上位には150％を超える相場上昇を記録した駅も多数存在し、上位31駅のすべてが100％以上の上昇を見せています。特に東京都の駅が27駅と、高い集中度を誇ります。

タワーマンションの影響

「神谷町」駅、そして2位の「白金高輪」駅や4位の「品川」駅など、これらは周辺に建設された高層タワーマンションが大きく影響しています。これらの物件の相場上昇が、駅周辺全体の中古マンション価格を押し上げたと考えられます。

郊外駅を含む様々な価格上昇

一方で、愛知県の「高蔵寺」駅や、大阪府の「鶴橋」駅、千葉県の「南船橋」駅など、郊外に位置する駅もランクインしており、これらは元々割安だったエリアでの相場上昇が見られました。近隣駅の価格上昇が波及し、影響を及ぼしたと思われます。

新築マンションの影響の広がり

また、新築マンションが中古流通の中で影響を持つ築浅物件も相場を牽引しています。これらの物件が、他の中古マンションの価格にも影響を及ぼしているのです。

中古マンション相場に見る将来性

今回の調査からもわかるように、中古マンション相場の上昇は都心だけにとどまらず、他の地域でも顕著です。特に以下のような傾向が見られました：

1. 投資目的で購入される中古マンションや、外資系の需要が見込まれるエリア。
2. 駅前に立地する新築大型マンションが、相場を引く形で価格を押し上げる。
3. 近隣駅の価格上昇が連鎖し、元々安かったエリアでも価格が上昇。

このように、相場上昇が見られる駅の大多数は都心部ですが、その流れは郊外にも波及しています。今後の相場がどのように変化していくのか、引き続き注目が集まるところです。

会社概要

株式会社マーキュリーは、1991年から不動産ビッグデータを活用して事業を展開しており、高品質なサービスを提供しています。これからも不動産ビジネスに関わるすべてのステークホルダーに対して、最良の選択肢と確信を提供し続けていく計画です。ホームページには最新の情報が掲載されていますので、是非ご確認ください。