空間と時間を交差させる写真展「INTERSECTIONS」
ストリートフォトグラファー集団VoidTokyoが主催する待望の写真展「INTERSECTIONS」が、2025年3月4日から3月16日まで東京・銀座のヒコヒコギャラリーで開催されます。この展覧会では、日本と韓国のストリートとそれにまつわる文化の交差点をテーマに、VoidTokyoメンバーを含む日本人と韓国人の18名の写真家による54点の作品が展示されます。
本写真展は、2024年に国際交流の一環として参加した日韓交流展「Parole on the Street」に続く形で実現しました。このような交流を今日に繋げることができたのは、両国のストリート文化への共通した関心と、写真を通じて出会った仲間たちの存在によるものです。展示タイトルの「INTERSECTIONS」には、偶然の出会いや、時間と空間が交わる瞬間を大切にするという想いが込められています。
古くから、批評家のジークフリート・クラカウアーはストリートについて「つかの間の印象と偶然の出会い」と表現しています。まさに、写真を撮ることで人生の流れを感じ取り、自分自身の視点を表現する場としてのストリートを探ることは、写真家たちにとって無限の可能性を秘めたテーマです。参加する18名の写真家たちは、個々の視点を通じて日本と韓国のストリートでの経験を映し出し、各作家のバックグラウンドやスタイルがどのように交差していくのかを楽しむことができます。
展示の特徴として、VoidTokyoで活動するメンバーや、韓国から参加する若手写真家が多様な技法と視点を用いて、日常の何気ない瞬間を捉えた作品が紹介されます。それぞれの作品には、写真家の最新刊『VoidTokyo vol.9: Dialogues』に収められた関連作品とともに、新たな対話が続いていることを示す深い意味が込められています。
開催場所である「銀座ヒコヒコギャラリー」は、優れた照明環境とアクセスの良さを誇るギャラリーです。銀座にお立ち寄りの際は、ぜひ足を運んでみてください。展示は平日12:00から19:00まで開かれ、初日だけは14:30からのスタートです。最終日は17:00までのため、来場予定の方はお早めにお越しください。また、休館日は3月10日となっておりますので、ご注意ください。
本展示を通じて、日本と韓国のストリート文化の交わりを体感し、心に響く作品から新たな発見やインスピレーションを得ていただければ幸いです。皆様のご来場をお待ちしております。
展示会概要
- - 展示会名: INTERSECTIONS
- - 主催: VoidTokyo
- - 開催期間: 2025年3月4日(火)~ 3月16日(日)
- - 開廊時間: 12:00~19:00(初日は14:30~、最終日は12:00~17:00)
- - 休館日: 3月10日(月)
- - 会場: 銀座ヒコヒコギャラリー
- - 入場料: 500円(税込)
詳細は公式サイトをご覧ください。
ヒコヒコギャラリー公式サイト
VoidoTokyoの魅力
VoidTokyoは2017年に写真家・鈴木達朗を中心に結成されたストリートフォトグラファー集団で、都市の日常を切り取った作品をZineや写真展などで発表しています。その活動を通じて、日常の一瞬を切り取ることで、ストリートフォトの新たな可能性を探求しています。公式サイトもぜひチェックしてみてください。
VoidTokyo公式サイト