LIXIL、PRIDE指標でゴールド受賞
2024-11-15 13:21:55

LIXIL、LGBTQ+への配慮でPRIDE指標最高位ゴールドを受賞!多様性とインクルージョン推進の取り組み

LIXIL、PRIDE指標で最高位ゴールドを獲得!多様性とインクルージョン推進の取り組み



株式会社LIXILが、性的マイノリティに関する取り組み評価指標「PRIDE指標2024」において、最高位のゴールドを受賞しました。これは、同社がLGBTQ+を含む多様な従業員に対する配慮と、インクルーシブな職場環境づくりに積極的に取り組んできた成果と言えるでしょう。

LIXILは、2030年までに全社的なインクルージョンの文化を確立し、ジェンダー格差の是正を目指すことを目標としています。この目標達成に向け、同社は多角的な取り組みを展開しています。

従業員のための支援制度



従業員の健康と、自分らしく働くためのサポートとして、年間12日間の有給休暇である「セルフケア休暇」制度を設けています。2024年10月からは、この休暇の取得事由に「トランスジェンダーのホルモン療法のための通院」を追加。当事者にとって働きやすい環境づくりに配慮する姿勢が見て取れます。

さらに、従業員同士の繋がりを強化し、多様な従業員の意見を取り入れるため、2022年からはグローバル規模の従業員リソースグループ(ERGs)を5つ発足させました。ジェンダー平等、多文化、障がい、働く親や介護者、LGBTQ+という5つのテーマに特化したグループで、従業員主導で活動しています。LGBTQ+のERGsでは、ワークショップ開催や社内SNSでの情報発信など、活発な活動を行っています。

社会貢献活動



LIXILは、社外に対しても積極的に活動しています。「トイレのオールジェンダー利用に関する研究会」など、産学共同研究にも取り組んでおり、多くのメディア取材や講演、セミナーにも参加することで、業界全体への働きかけを続けています。

特に注目すべきは、パブリックトイレの情報に特化したWebサイト「LIXILパブリックトイレラボ」です。「トイレへのアクセスは基本的人権」というメッセージを掲げ、「性的マイノリティ」に関するページも設け、基礎知識の提供や困りごとの周知、課題解決策の提案など、多様なニーズに対応した情報発信を行っています。

LIXILの今後の展望



LIXILは、今後もダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進に力を入れ、多様な視点を取り入れることで、イノベーション創出と持続可能な成長を目指していくとしています。PRIDE指標最高位の受賞は、その取り組みの成果を示すものであり、今後の更なる発展が期待されます。

PRIDE指標について



PRIDE指標は、work with Pride(wwP)が2016年に策定した、企業・団体等のLGBTに関する取り組みを評価する指標です。Policy(行動宣言)、Representation(当事者コミュニティ)、Inspiration(啓発活動)、Development(人事制度・プログラム)、Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)の5項目で評価され、LIXILの高い取り組みが認められました。

LIXILについて



LIXILは、世界中の人々の快適な暮らしを実現するため、水回り製品や建材製品を開発・提供するグローバル企業です。INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMなど、数々の著名なブランドを傘下に持ち、世界150カ国以上で事業を展開しています。約5万3千人の従業員を擁し、世界10億人以上の生活を支えています。2024年3月期の連結売上高は1兆4832億円にのぼります。

LIXILの今回の受賞は、企業の社会的責任を果たす上で、多様性とインクルージョンを重視する重要性を改めて示すものと言えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社LIXIL
住所
東京都品川区西品川一丁目1-1大崎ガーデンタワー24F
電話番号

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