元Space BD取締役COO・金澤誠氏がスペースデータの特命担当に就任
株式会社スペースデータは、2025年4月より元Space BD株式会社の取締役COOである金澤誠氏が特命担当として就任することを発表しました。この人事は、事業基盤の拡大に伴うものであり、金澤氏が同社の成長戦略を支える中核メンバーとして、様々な特命ミッションに挑んでいくことになります。
金澤誠氏の背景
金澤氏は三井物産に入社後、国際的な新規事業の立ち上げに従事し、その後PwCアドバイザリー合同会社での経験も経て、2017年にSpace BD株式会社の創業メンバーの一人として加わりました。彼は取締役COOとして宇宙事業の立ち上げから、国際宇宙ステーション「きぼう」の民間利用の促進、小型衛星の打ち上げ事業の構築など、宇宙ビジネスの発展に大きく寄与してきました。その結果、日本の宇宙産業における民間利用の促進において重要な役割を果たしました。
他にも、一般社団法人SPACETIDEのHead of People Development Programを務めたり、内閣府の調査委員としてロケット開発に関する人材基盤の強化にも携わるなど、業界の発展に多方面から貢献しています。
スペースデータのミッション
現在、スペースデータは「人類が宇宙で持続可能な社会をつくる」というビジョンのもと、宇宙とテクノロジーの最前線で挑戦を続けています。事業成長が求められる中で、金澤氏の豊富な経験と視点が、同社の新たな挑戦に力強く寄与することが期待されています。
金澤氏は「スペースデータの才能あふれるメンバーと共に事業成長を目指すことを嬉しく思っている」と述べており、民間の立場から宇宙活動を活性化させるため、経営基盤の強化に努めると意気込みを語っています。
金澤誠氏のプロフィール
金澤氏は2010年に早稲田大学を経て、2015年にはシドニー工科大学でMBAを取得。入社後は環境リサイクル分野での新規事業立ち上げに従事し、その後Space BDにおいて重要な役割を果たしました。また、2020年からは取締役COOとして国際宇宙ステーションの利用促進に貢献し、2022年にその役を退任しています。
さらに、教育活動にも興味を持ち、桐蔭横浜大学で非常勤講師として「アントレプレナーシップ」や「国際経済論」を指導しています。
スペースデータの企業概要
スペースデータは、宇宙を「民主化」し、どのような人でも利用できるインフラを目指しています。デジタルツイン技術や宇宙ロボット、宇宙ステーションのオペレーティングシステムの開発に取り組み、宇宙産業に革新をもたらすことを目標としています。このように、宇宙とデジタルの融合を通じて、持続可能な宇宙社会の実現に向けた挑戦を強化しています。
法人概要
- - 社名:株式会社スペースデータ
- - 代表者:佐藤航陽
- - 所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー15階
- - 資本金:15億1300万円
- - 目的:宇宙開発に関わる投資と研究
- - URL:スペースデータ公式サイト
この新たな人事によって、スペースデータは宇宙産業でのさらなる発展を目指すことでしょう。人類の持続可能な宇宙活動を促進するにあたり、金澤氏の就任は大きな一歩となると思われます。