沖縄プリンスホテル、SDGs認証「サクラクオリティグリーン」を獲得

沖縄プリンスホテル、SDGs認証を取得

沖縄の美しい海を迎え入れる「沖縄プリンスホテルオーシャンビューぎのわん」が、国際的な持続可能性の基準を満たした宿泊施設として、「Sakura Quality An ESG Practice」（通称：サクラクオリティグリーン）の「４御衣黄ザクラ」を取得しました。これは、沖縄県内での取得が4ホテル目、プリンスホテル全体では2か所目となります。

この認証は、米国のグローバル・サステナブル・ツーリズム協議会（GSTC）によって承認され、宿泊施設がSDGs（持続可能な開発目標）に基づいて評価されるものです。「サクラクオリティグリーン」は、42の基準に基づく172項目を取り入れ、持続可能な事業運営を促進しています。沖縄プリンスホテルは、5段階評価のうち特に優れた部類に位置する「４御衣黄ザクラ」を獲得し、環境や社会への積極的な関与が認められました。

ホテルの取り組み

沖縄プリンスホテルは、環境への影響を最小限に抑え、持続可能な観光を実現するためにさまざまな取り組みを行っています。その一環として、温室効果ガス削減を目的に照明をLEDに変更し、EV用充電スタンドも設置しています。特に、海に近い立地を考慮し、生態系への影響を抑える電気自動車やハイブリッド車の充電基地を維持し、環境に優しい電動アシスト自転車の導入も進めています。

さらに、廃棄物削減にも力を入れており、生ゴミを堆肥に転換し、循環資源として活用する取り組みを行っています。また、客室のアメニティにおいてプラスチック製品の使用を抑え、バイオマス製品を選んでいる点も特筆すべきです。シャンプー、コンディショナー、ボディーソープは詰め替えボトルで提供し、プラスチックごみの削減に寄与しています。

地域との共生

ホテルは地域社会との共生にも努めています。県内の観光業向けプラットフォーム「Hopeful Okinawa」に参加し、他のホテルと連携したインターンシップの開催や、地元人材の育成に力を入れています。また、2024年4月にはホテルの開業2周年を祝し、宜野湾市と浦添市の60名のご家族を招待し、地元飲食店とのコラボメニューを楽しんでもらうイベントを企画しています。

このように、沖縄プリンスホテルは地域に根ざした持続可能な観光を実現するためにさまざまな努力を続けており、その取り組みがSDGs認証取得に繋がりました。今後もより一層、地域、社会、環境のために貢献できるような取り組みを推進していく所存です。認証取得はそのスタートとして、世界の観光客に向けて持続可能なホテルとしての価値をアピールしていくでしょう。沖縄の自然と調和しながら、観光業の未来を切り開いていく沖縄プリンスホテル、目が離せません。