パーソルホールディングスが生成AI導入の成功秘話をオンラインで解説
パーソルホールディングス株式会社が主催するオンラインイベント「社内生成AIを活用推進できた成功ウラ話」が、2024年11月26日に開催されます。このイベントは、IT人材を対象にした特別な機会で、企業の生成AI導入や社内活用推進についての成功事例が共有されます。
イベントの概要
イベントでは、パーソルグループが開発した社内専用対話型生成AI「PERSOL Chat Assistant」(通称:CHASSU)の導入プロセスについて詳細にお話しします。CHASSUは、プロジェクトの立ち上げからわずか5ヶ月で全社導入を完了し、2024年10月時点で2,000人以上の社内ユーザーが参加するコミュニティを形成しています。イベント参加者は、効果的なAI導入のための戦略と開発手法についての具体的な知見を得ることができます。
パーソルグループでは、生成AIをスムーズに導入するために、アジャイル手法とガバナンスを軸にした環境整備を進めました。開発初期段階では、エンジニア以外のメンバーも含めた部門横断的なチームを編成し、各部署との円滑な連携を実現しました。さらに、経営層とのコミュニケーションを強化し、予算やリソースの確保に向けた戦略を練り、地道な活動を続けました。
また、CHASSUの機能実装時には、コンセプトを意識した徹底的なアプローチが求められました。この講演では、企業GPTにおけるコンセプトの重要性や取り組みのポイントについても詳しく説明されます。
普及促進のためには「利用者参加型」の施策も欠かせません。生成AIの利用率を高めるため、資格試験の集団受験や「プロンプトギャラリー」の設置を行い、「社員が楽しめる雰囲気作り」に注力しました。これらの施策は、社内コミュニケーションを活性化させ、生成AIを身近なものにするための重要な要素です。
取り組みの背景
パーソルグループは、テクノロジーを駆使した人材サービス企業を目指しており、グループ全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進してきました。様々な知見や学びを得る中で、生成AIを企業に導入する関心が高まっています。このイベントでは、同じようにテクノロジーを活用している企業やIT人材が意見を交わし、学びを深める場を提供したいと考えています。
近年、生成AIは多くの企業で導入されているものの、運用や浸透の面で成功を収めるには多くの課題も存在します。ガバナンスやルールの整備が不十分な場合や、経営層の理解不足から予算やリソースの確保が難しいことも少なくありません。このイベントでは、パーソルグループがいかにこれらの課題を克服し、業務効率化や生産性向上を実現しているかを具体的な取り組みを通じて紹介します。
イベント詳細
- - 名称: パーソルグループが社内生成AIを活用推進できた成功ウラ話
- - 日時: 2024年11月26日(火)19:00-20:15
- - 参加費: 無料
- - 対象: 生成AI導入を考えている企業の担当者やIT部門のマネジメント層、ITコンサルタントなど
タイムスケジュール
- - 19:00 開演
- - 19:00-19:05 挨拶・趣旨説明
- - 19:05-19:30 朝比奈講演: 「パーソルホールディングスにおける生成AIの導入戦略」
- - 19:30-19:50 上田講演: 「企業GPTのコンセプトの考え方・機能実装の具体」
- - 19:50-20:15 質疑応答
お申し込み・詳細: 以下の特設サイトからお申し込みください。
イベント申し込みサイト
登壇者プロフィール
朝比奈 ゆり子
パーソルホールディングス グループデジタル変革推進本部 本部長
外資系ITセキュリティ会社での経験を経て、2014年にパーソルキャリアに入社。2021年より、デジタル変革推進本部の責任者を務める。
上田 大樹
パーソルホールディングス グループIT本部 ワークスタイルインフラ部 デジタルEX推進室 室長
ITエンジニアとしての経験を積んだ後、KRaFTサービスの開発チームを立ち上げ、2023年10月からデジタルEX推進室を担当。
パーソルホールディングスについて
1973年に設立されたパーソルホールディングスは、人材派遣や人材紹介など、幅広い人と組織に関わる事業を展開しています。近年はテクノロジー活用を進め、2030年には『人の可能性を広げること』を目指しています。