KnowBe4とMicrosoft、メールセキュリティ強化のための戦略的統合を発表
KnowBe4とMicrosoftの連携によるメールセキュリティ強化
最近、KnowBe4はMicrosoftと手を組み、メールセキュリティの強化に向けた戦略的統合を発表しました。この新しい取り組みは、両社が持つ技術と専門性を活用して、より安全な情報環境の構築を目指しています。
KnowBe4は、ヒューマンリスクマネジメントの分野でリーダーシップを発揮している米国フロリダ州タンパベイに本社を置く企業で、世界中で70,000以上の顧客に支持されています。同社のソリューションは、従業員が賢明なセキュリティ判断を下せるよう支援し、サイバー脅威への対策を強化することに重点を置いています。
この統合の核となるのが、KnowBe4 Defendという新たな株式会社が開発した製品です。これにより、Microsoft 365のメールセキュリティを補完し、特に受信メール脅威を高度に検知できる機能が加わります。KnowBe4は、Microsoftのネイティブなセキュリティ機能を強化するために、エージェンティックAIを使用しています。
新たな防御の枠組み
この統合は、MicrosoftのICES(統合クラウドメールセキュリティ)ベンダーエコシステムの一環として位置付けられています。具体的には、複数のセキュリティベンダーが協力し、共通の顧客に対して更なるセキュリティを提供する枠組みを整えたことがポイントです。この連携により、組織はMicrosoftのセキュリティ機能をそのまま活用しつつ、KnowBe4の専門的な脅威検知と対応機能を組み合わせることができます。
KnowBe4の製品戦略担当バイスプレジデントであるスチュアート・クラーク氏は、「リーダーシップと強力な脅威検知機能を兼ね備えたこの新たな連携は、サイバーセキュリティ分野での重要なイノベーションを促進するものです」と述べています。両社の強みを活かすことで、より効果的な保証が可能となります。
増大する脅威への迅速な対処
KnowBe4 DefendとMicrosoft Defender for Office 365の統合により、セキュリティ脅威がエンドユーザーに到達する前に特定し阻止する為の、複数の分析及び検知レイヤーがが構築されます。また、セキュリティオペレーションセンター(SOC)向けに、迅速な調査や根本原因分析、戦術的な対応を実施するためのツールも提供されるため、セキュリティ体制の強化が期待されます。
この統合に関する詳細な情報は、KnowBe4の公式ブログに記載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
KnowBe4が目指す未来
現代のサイバー脅威は日々進化しており、企業や組織にとってその対策は非常に重要です。KnowBe4は、このような環境において従業員が更に優れたセキュリティ判断を行えるようサポートしていきます。AIドリブンなプラットフォームを通じて、ヒューマンリスクの管理と培われたセキュリティ文化の強化を推進し、最終的には、組織にとっての最大の攻撃対象である従業員を、最大の防御層とすることを目指しています。
このように、KnowBe4とMicrosoftの戦略的統合は、サイバーセキュリティの新たな時代を切り開く試みであり、今後の展開が非常に楽しみです。
会社情報
- 会社名
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KnowBe4 Japan 合同会社
- 住所
- 東京都港区赤坂9-7-1ミッドタウン・タワー 18F
- 電話番号
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