アストラゼネカが提案するSLE患者向けオンライン講座、医師とのコミュニケーションを深めるチャンス

アストラゼネカが開催する全身性エリテマトーデス（SLE）オンラインサークル

アストラゼネカ株式会社が、全身性エリテマトーデス（SLE）についての市民向け公開講座を開催します。この講座は、SLE患者やその家族、周囲の人々に向けて、疾患について理解を深めるとともに、医師との効果的なコミュニケーションを促進することを目的としています。講座名は「あなたの声を医師に届ける：SLE治療における効果的なコミュニケーション」です。

SLEとは？

SLEは自己免疫疾患の一種で、体内の免疫系が正常な組織を攻撃してしまうことによって発症します。この疾患は日本で約6万から10万人の患者がいると推定され、特に20代から40代の女性に多く見られます。多様な症状が現れるため、患者は日常生活において高いQOL（クオリティ・オブ・ライフ）の維持が難しい場合があります。また、労働や学業、妊娠・出産など様々なライフステージにも影響を及ぼすことがあります。

最近の研究では、SLE治療の目標が患者一人ひとりに合った生活スタイルを維持できることにシフトしています。しかし、患者の心理的なハードルや口頭でのコミュニケーションが不十分なため、医師との相談が難しいという声も聞かれます。このような背景から、適切な治療のためには患者自身の意見を医師にしっかりと伝えることが求められています。

公開講座の内容

今回の公開講座では、まずSLE歴43年の患者さんによる体験談が語られる予定です。その後、順天堂大学医学部の田村直人教授が、医師の立場からSLE治療におけるコミュニケーションの重要性について講演を行います。最後にQ&Aセッションが設けられ、参加者が気軽に質問できる時間も確保されています。

この講座はオンラインでの開催となり、参加費は無料です。開催日時は2025年9月25日（木）の19時から20時までとなっており、事前登録が必要です。参加希望者は、指定のURLから申し込みを行ってください。

SLE患者さん向けのサポート

アストラゼネカは、SLE患者さんやその家族を支援するウェブサイト「SmiLE.jp」を運営しています。このサイトでは、SLEに関する基本情報や患者の声、日常生活に役立つ情報が提供されています。「一人ひとりがSLEでない人と同じように生活し、充実した人生を送ること」が治療の目標であり、このサイトはそのためのサポートを行っています。

アストラゼネカは、医療用医薬品の創薬や開発、製造から販売までを手掛ける国際的なバイオ医薬品企業であり、患者さんの健康と医療の発展に貢献することを目指しています。詳細情報はアストラゼネカの公式サイトやSNSを通じて確認できます。