Santenとビーマイアイズが視覚障がい者支援の新たな一歩
2023年10月10日、参天製薬株式会社(Santen)は、「World Sight Day(世界視力デー)」に合わせて、視覚障がい者向けのアクセス技術を提供するアプリ「Be My Eyes」とコーポレートボランティア提携を結ぶことを発表しました。この提携は、視覚障がい者が晴眼者のボランティアからビデオコールを通じて視覚的な支援を受けられる画期的な取り組みです。昨年に続き、このコラボレーションが実施されることで、多くの視覚障がい者に希望がもたらされます。
ボランティア活動の概要
この取り組みにおいて、Santenの従業員は、世界中の約40か国において「Be My Eyes」のアプリを通じて視覚障がい者からのビデオコールに応じることができます。活動は10月10日の午前8時から午後9時までの間、現地時間で行われ、参加者はスマートフォンから簡単にボランティアに応募可能です。昨年の活動では、22か国の言語で約800件のコールに応じ、96%以上の満足度が得られており、今年も多くのボランティア参加が期待されています。
システムの仕組み
視覚障がい者が「Be My Eyes」のアプリで支援を求めると、システムが支援を必要とするユーザーと見えるボランティアをマッチングし、ビデオコールを通じてサポートを提供します。この方式は、視覚障がい者が必要なサポートを気軽に受けられることを可能にし、同時にボランティアにも充実感を与える素晴らしい仕組みです。Santenのモハメド・アブディン氏は、「ビーマイアイズのサービスには、サポートを提供する側にも受ける側にも大きなメリットがある」と強調しました。
コーポレートボランティアのメリット
この提携は、視覚障がい者のQOL(生活の質)向上を目指しており、Santenの従業員が「人」を中心に考える経験を通じて、良好な企業文化の醸成を図ることにもつながります。相手を思いやる精神が育まれることで、会社全体がより強固になることが期待されます。
ビーマイアイズのCEO、マイク・バックリー氏も「この将来の展望において、Santenとの提携は利害が一致している」と語り、両社のパートナーシップが視覚障がい者のコミュニティに多大な貢献を果たすことを確信しています。
ビーマイアイズの役割
「Be My Eyes」は、2015年に設立された視覚障がい者向けのアクセス技術プロバイダーで、現在では約70万人の視覚障がい者ユーザーと780万人のボランティアから成る国際的なコミュニティを持っています。このアプリを通じて、世界中の視覚障がい者がいつでもどこでも支援を受けることができる仕組みが確立されています。ボランティアは180以上の言語を話し、世界150か国以上で利用可能です。
Santenの理念
Santenは、眼科領域に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、人々の「Happiness with Vision」の実現を目指しています。130年以上にわたり、「天機に参与する」という理念のもと、眼の健康の維持と増進に努めてきました。視覚障がい者支援の活動を通じて、全ての人がより幸せで豊かな生活を送るための挑戦を続けています。
「Be My Eyes」との提携を通じて、Santenは企業の社会的責任を果たし、誰もが共生できる社会の実現を目指していきます。
詳細は、公式サイトで確認できます。ビーマイアイズ:
こちら。Santen:
こちら。