沖縄観光DX推進に向けての新しい協力体制が始動

沖縄観光DX推進に向けた包括的な連携協定の締結

2024年4月8日、沖縄に本社を置くシンバホールディングス株式会社、東京を拠点とするインタセクト・コミュニケーションズ株式会社、そしてインタセクトの沖縄における100%子会社であるNew Quest株式会社の3社が、沖縄観光をデジタル転換（DX）するための包括連携協定を結びました。これにより、沖縄の観光業界における新たな価値創出が期待されています。

観光業のデジタルシフトを支援

この連携では、シンバホールディングスが持つ地元ネットワークと、インタセクトの海外プロモーションの技術を融合し、観光業界、特に観光・小売・飲食・交通事業者を対象としたデジタルシフトの支援を強化します。具体的には、観光データの分析や、オンラインでの効果的なプロモーション活動を行い、訪日客を沖縄へ誘引し、また滞在中の利便性を向上させる施策が進められます。

さらに、沖縄の周遊促進や、訪日客の地域分散による観光地の負担軽減、キャッシュレス決済システムの導入などのサービスにも取り組む予定です。これにより、持続可能な観光地の建設に寄与しようとしています。

第6次観光振興基本計画との整合性

取り組みは、沖縄県が推進する「第6次沖縄県観光振興基本計画」にも沿った内容となっており、地域全体での観光DXの推進が強く求められています。この計画では、安心・安全な観光地運営や、高品質な観光デジタル体験の提供が目指されています。

特に以下の重点施策が掲げられています：

- SDGsに適応した観光地マネジメントの確立
- デジタル化・ICT活用による観光DXの推進
- 沖縄の文化的魅力を活かした観光の展開

戦略的連携による課題解決

本協定では、観光関係者との戦略的連携を通じて、観光業の高度化を図ります。シンバホールディングスは地域に密着したネットワークを活かし、インタセクトは海外市場向けのプロモーション能力を提供。これにより、例えば離島を含む県内観光の促進や、オーバーツーリズムの防止に向けた新たなデジタルソリューションの開発も進行します。