山形発:介護DXスタートアップ「株式会社CARESPACE」が実証実験を開始
山形市と連携を図る株式会社CARESPACEが、介護現場の業務効率化を目指した実証実験を2022年10月3日から開始いたします。この実証実験は、なでしこ地域包括支援センター圏域内の事業所間をクラウドネットワークでつなぐことによって、要介護者に関する情報の適切な共有を実現することを目的としています。
現状の課題
介護業界では、情報のやり取りが主に電話やFAXに依存しており、以下のような問題が発生しています:
- - 電話が繋がりにくい
- - 口頭でのやり取りによる誤解やトラブル
- - FAXの頻繁な送受信による時間のムダ
- - プライバシーの漏洩リスク(誤送信など)
- - ITスキルの不足による新技術の導入遅れ
これらの課題を解決するためには、要介護者に関するデータを一元化し、各事業所が容易に情報を共有できる仕組みを整える必要があります。そうすることで、業務の効率性を高め、介護従事者が利用者とじっくり向き合う時間を増やすことができるでしょう。さらに、情報技術の導入促進にもつながり、介護の質の向上が期待されます。
実証実験の概要
この実証実験は以下の通りに進行します:
- - 目的:圏域内の事業所間をつなぐクラウドネットワークを活用し、業務の改善を図ること
- - 期間:2022年10月3日から12月末まで
- - エリア:なでしこ地域包括支援センター圏域内
- - 参加事業所:なでしこ地域包括支援センター、ながまち荘など
実証実験の先の展望
この実証実験が成功すれば、各事業所のネットワークを利用して、要介護者が求める最適な介護サービスを簡単に見つける機能を提供することが可能になります。これにより、ケアマネジャーは効率的に介護事業所を見つけ、また逆に介護事業所も新たな利用者を探しやすくなる仕組みを作る予定です。
CareSpaceの紹介
CARESPACEが開発した「CareSpace」は、ケアマネジャーと介護事業所をつなぐICTプラットフォームです。このシステムにより、情報共有が円滑に行われ、日程調整やサービスの調整においても効率的な運営が期待されます。さらに、多様な介護向けICTツールとのAPI連携が可能であり、業界のデジタル化に寄与します。これにより、介護現場の業務が大幅に改善されることが見込まれます。
詳細は「CareSpace」サービスサイトをご覧ください:
CareSpaceサポートサイト
パートナーの募集
株式会社CARESPACEでは、「CareSpace」のさらなる普及を目指し、介護業界のICT化の支援を行うパートナーを募集しています。導入を検討している介護事業所やケアマネジャーの方々、および自治体からの地域での業務効率化に関するお問合せもお待ちしております。興味がある方はお問い合わせフォームをご利用ください:
CARESPACEお問い合わせフォーム
会社概要
- - 社名:株式会社CARESPACE
- - 代表取締役:三浦 亮
- - 事業内容:ケアマネジャーと介護事業所をつなぐICTプラットフォーム「CareSpace」の企画・開発・運営・販売
- - 設立:2020年8月25日
- - 本社:山形県山形市あかねヶ丘2-12-15
- - 企業URL:CARESPACE公式サイト
以上、発表時点での情報です。今後、内容に変更が生じる場合がございますので、あらかじめご了承ください。