神戸と大阪が手を組む新たなスタートアップ支援
2023年11月、神戸市の株式会社神戸新聞社が運営する「アンカー神戸」と、大阪・梅田に位置する会員制コワーキングオフィス「FUTRWORKS」が連携することが発表されました。この連携により、スタートアップ企業や海外デジタルノマドワーカーに向けた新たなサポートの仕組みが生まれます。共同でイベントを実施することで、神戸と大阪のスタートアップエコシステムの強化を目指します。
スタートアップの相互利用が可能に
「アンカー神戸」と「FUTRWORKS」の会員は、両拠点を月に1回、予約の上で利用することができます。これにより、神戸と大阪の両地域でのビジネス機会が広がり、特に新興企業にとっては利便性の向上が期待されます。ただし、利用は空席がある場合に限り、一日につき最大2名までとなります。
デジタルノマドワーカーのサポートも強化
また、海外からのデジタルノマドワーカーに対するサポートも充実しています。「FUTRWORKS」に紹介されたデジタルノマドワーカーは、最大2,750円(税込)で「アンカー神戸」の施設利用が可能になります。逆に、「アンカー神戸」の会員が「FUTRWORKS」を利用したい場合も、相互に紹介し合う仕組みが整えられています。これにより、国内外のフリーランスには柔軟な働き方を支援する体制が整います。
イベント連携で交流促進
両施設では、定期的に開催されるイベントへの参加が可能になり、会員同士の交流や知見の共有が促進されます。異なる専門性を持つ人々が集うことで、コラボレーションの機会も生まれやすくなります。神戸と大阪の強みを活かした新たなビジネスの創出が期待されています。
「FUTRWORKS」とは?
「FUTRWORKS」は、大阪梅田に位置し、国内外のスタートアップやデジタルノマドワーカーのためのコワーキングスペースです。異なる文化的背景を持つ人々が集い、国際的な交流の場を提供することを目的としています。会員は多様性を尊重しながら、未来に向けたイノベーションを生み出すためのプラットフォームが整えられています。
アンカー神戸の概要
一方、「アンカー神戸」は2021年4月に開設され、スタートアップや個人向けのさまざまな会員システムを提供しています。月額会費は5,500円から165,000円まで幅広く、法人や個人、学生、朝活会員など多様なニーズに応じた会員プランが用意されています。イベントスペースや会議室もあり、地域のビジネスシーンの活性化を目指しています。
最後に
この連携を通じて、神戸と大阪という2つの都市がシナジーを生み出し、新たなスタートアップ支援の枠組みを築いていくことでしょう。今後、両地域から多くのイノベーションが生まれることに期待が寄せられています。これにより、何気ない日常の中から新たなビジネスチャンスが生まれる瞬間を多くの人々が実感できることでしょう。