キヤノンMJ、自動運転開発へ出資
2024-07-01 18:56:12

キヤノンMJ、生成AI活用自動運転開発のチューリングに出資 - 未来投資ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」で社会課題解決へ

キヤノンMJ、生成AI活用自動運転開発のチューリングに出資 - 未来投資ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」で社会課題解決へ



キヤノンマーケティングジャパン株式会社(以下、キヤノンMJ)は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)ファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を通じて、生成AIを活用した完全自動運転車両の開発に取り組むTuring株式会社(以下、チューリング)に出資したことを発表しました。

キヤノンMJは、未来志向で社会課題を解決するため、新たな事業創出に取り組む専門組織「R&B(Research & Business Development)推進センター」を2024年1月に設立。スタートアップ企業や教育機関、行政とのオープンイノベーションを推進し、新たな価値創造に取り組んでいます。さらに、最先端技術やビジネスアイデアを持つスタートアップ企業とのオープンイノベーションを加速するため、100億円規模のCVCファンド「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」を設立しました。

チューリングは、カメラから取得したデータをもとに、認識・予測・判断・操作など運転に必要なすべてをAIで行うEnd-to-End(E2E)の自動運転車両の開発に取り組むスタートアップ企業です。自社開発のマルチモーダル生成AI「Heron」を活用することで、倫理的に正しい運転の対応が可能なシステムを構築し、レベル5の完全自動運転の実現を目指しています。

「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、Well Being(ウェルビーイング)とBusiness Transformation(ビジネストランスフォーメーション)の2分野を投資領域とし、未来に想定される社会課題を起点に先端技術やビジネスアイデアを探索しています。チューリングの高い技術力と組織力による新しい移動体験の実現と、それを支える中核技術となる生成AIと半導体の開発およびその後の事業の広がりに期待して、今回の資金調達に参画しました。

本出資を通じて、キヤノンMJグループは「R&B」が探索した新たなビジネスのアイデアとチューリングが持つ要素技術を結び付けることで、ITソリューションやBPO(Business Process Outsourcing)事業の拡大とともに、AIを軸にした新たな事業の創出を目指しています。今後の事業展開については「R&B」のホームページで公開していく予定です。

チューリング概要



チューリングは、2021年8月に設立された、完全自動運転車両の開発に取り組むスタートアップ企業です。東京都品川区に本社を置き、代表取締役は山本一成氏です。

Canon Marketing Japan MIRAI Fund概要



「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、2024年1月29日に設立された、100億円規模のCVCファンドです。無限責任組合員はグローバル・ブレイン株式会社、有限責任組合員はキヤノンマーケティングジャパン株式会社です。運用期間は10年間で、投資対象はWell BeingとBusiness Transformationを実現する事業・サービスを持つ国内外の全ステージのスタートアップ企業です。

Canon Marketing Japan MIRAI Fund投資領域



「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」は、Well BeingとBusiness Transformationの2分野を投資領域としています。Well Being分野では、健康増進、生活の質向上、持続可能な社会の実現に貢献する事業・サービスを持つスタートアップ企業への投資を行っています。Business Transformation分野では、企業の業務効率化、新たなビジネスモデルの創出、イノベーション促進に貢献する事業・サービスを持つスタートアップ企業への投資を行っています。

まとめ



キヤノンMJの「Canon Marketing Japan MIRAI Fund」によるチューリングへの出資は、生成AIを活用した完全自動運転技術の開発を加速させ、未来社会における課題解決に貢献する取り組みとして注目されます。今後、チューリングが開発する自動運転技術が社会実装され、人々の生活をより便利で安全なものにしていくことが期待されます。


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