ボブ・グルーエンの自伝『ライト・プレイス ライト・タイムあるロック・フォトグラファーの回想』
60年代から活躍し続けるロックフォトグラファーとして知られるボブ・グルーエンが、自身の人生とキャリアを振り返った自伝『ライト・プレイス ライト・タイムあるロック・フォトグラファーの回想』が電子書籍としてKindleストアで発売されました。これは、彼が撮影した数々の伝説的アーティストたちとの思い出が詰まった一冊です。
本書の内容
本書では、ジョン・レノン、ボブ・ディラン、ミック・ジャガー、エルトン・ジョン、セックス・ピストルズ、キッスなど、名だたるアーティストたちとの関わりや、穏やかではないロックの歴史が描かれています。特に、1960年代からの長いキャリアを持つボブが体験した瞬間や思い出は、音楽ファンにとって貴重なものでしょう。
写真も250点以上収められており、カラー写真が多数含まれているため、視覚的にも楽しむことができます。彼の作品の中からどのようにしてロック界のアイコンたちを表現したのか、その裏話も満載です。
ボブ・グルーエンとは
ボブ・グルーエンは1945年にニューヨーク州で生まれ、若くして音楽の熱狂的な世界に飛び込みました。1970年代初頭からプロのフォトグラファーとして独立し、その後すぐに多くのミュージシャンとの親しい関係を築いていきます。特にジョン・レノンとオノ・ヨーコとの交流は、彼のキャリアにおいて非常に重要な位置を占めています。
また、ボブは英米のパンクやニューウェーブの動きをも早くからキャッチし、記録してきたことでも知られています。これにより、彼の写真にはその時代の真実が詰まっており、音楽の歴史を振り返るうえで欠かせないアーチストだと言えるでしょう。
日本との関わり
ボブは1970年代から何度も日本を訪れ、特に東京での生活が彼の人生に強い影響を与えました。日本のアーティストとも親交を深め、彼と共に過ごした思い出や体験を本書の中で触れています。日本の音楽シーンに与えた影響についても、彼自身の言葉で語られているのが分かります。
書誌情報
この自伝はジーンブックスから出版され、A5サイズのソフトカバーで、全500ページにわたっています。書店では3850円(税込)で購入可能で、電子版は2025年1月7日に発売予定です。音楽や写真に興味がある方には、必見の内容といえるでしょう。
株式会社ジーンについて
本書を発行する株式会社ジーンは、良質なノンフィクション作品を中心に音楽系書籍を取り扱う出版レーベルです。70年代や80年代の音楽シーンに特化した作品なども数多くラインアップしており、音楽ファンにとっては新しい発見があることでしょう。
まとめ
『ライト・プレイス ライト・タイムあるロック・フォトグラファーの回想』は、ボブ・グルーエンの歩みを知るための優れた資料であり、彼の撮った写真の数々とともに、ロックの誕生から現在へと続く物語を体験することができます。音楽の歴史に名を刻んだミュージシャンたちと彼が描いた風景を、ぜひこの一冊を通じて知ってほしいと思います。