三重県伊勢市にある「伊勢シーパラダイス」は、日本で最も多くの種類のタツノオトシゴを展示し、その飼育と繁殖に力を入れている水族館として知られています。
絶滅危惧種にも指定されているタツノオトシゴの現状や生態、そして繁殖の取り組みをより多くの人に知ってもらうため、同館は2024年7月7日を「タツノオトシゴの日」として正式に制定しました。
7月7日という日付は、タツノオトシゴが水中で泳ぐ姿が数字の「7」に似ていること、そして、7月7日が七夕の日であることから、良縁や長寿といった縁起の良いイメージと結びつき、タツノオトシゴにふさわしい日として選ばれたそうです。
「タツノオトシゴの日」制定を記念して、伊勢シーパラダイスでは、様々なイベントが開催されます。
まず、7月7日には、日本記念日協会の職員を招待して、記念日登録証の授与式が行われます。来場者は、この特別な瞬間を一緒に祝い、伊勢シーパラダイスならではの「タツノオトシゴ疑似体験」の実演を通して、タツノオトシゴの魅力をさらに深く知ることができます。
さらに、同日には、公式YouTubeで「魅惑のタツノオトシゴ講座」がライブ配信されます。この講座では、これまでオンライン講座では語られなかったタツノオトシゴの秘密が明かされ、リアルタイムでの質問も受け付けています。
また、6月22日から7月7日にかけては、「シーパラ七夕祭り!~ 星に願いを タツにも願いを ~」が開催されます。来場者は、タツノオトシゴ型の短冊に願い事を書き、笹に飾ることができます。タツノオトシゴには様々なご利益があると言われているため、七夕との相性は抜群です。
さらに、7月7日には、限定デザインの魚朱印が販売されます。この魚朱印は、2匹のタツノオトシゴが数字の「7」に見えるデザインとなっており、「タツノオトシゴの日」にぴったりの記念品です。
伊勢シーパラダイスでは、「タツノオトシゴの日」をきっかけに、多くの人にタツノオトシゴの生態や魅力を知ってもらい、その保護への関心を高めることを目指しています。
伊勢シーパラダイスが「タツノオトシゴの日」を制定したことは、非常に素晴らしい取り組みだと感じます。
タツノオトシゴは、そのユニークな姿から人気のある生き物ですが、近年では生息数が減少しており、保護の必要性が高まっています。伊勢シーパラダイスが「タツノオトシゴの日」を制定し、様々なイベントを開催することで、多くの人にタツノオトシゴの現状や魅力を知ってもらい、関心を高めることができるでしょう。
特に、子供向けイベントやオンライン講座など、様々な世代が参加できるイベントを企画している点は素晴らしいです。子供たちがタツノオトシゴについて学び、その保護の大切さを理解することは、将来的な保護活動の継続に繋がります。
また、限定デザインの魚朱印など、イベント限定のグッズ販売も、来場者にとって嬉しい企画です。こうしたグッズを通して、タツノオトシゴへの関心を高め、思い出作りに貢献することもできます。
伊勢シーパラダイスの「タツノオトシゴの日」が、タツノオトシゴの保護活動の更なる発展に繋がることを期待しています。