AIを活用したミニハッカソンで生まれる新たな価値
2025年3月10日、株式会社Progate(東京・渋谷区)が立命館アジア太平洋大学(APU)と九州工業大学の共催で、AIを活用したミニハッカソン「生成AIを使ってWebアプリケーションを作ろう」を開催しました。このイベントは、文部科学省の支援による「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」の一環として行われました。
プログラムのねらい
本イベントは、両大学の学生たちが協力してAI技術を取り入れたプロダクトを開発することで、グローバルな社会で新たな価値を創出する人材を育成することを目的としています。約40名の参加者が集まり、文系・理系を問わず新たな技術にチャレンジしました。
開催の背景
APUと九州工業大学は、異なる学問分野を抱える学生を有効に活用し、文理の壁を越えたコラボレーションを促進しました。APUでは多文化な環境が整い、特に留学生が多数在籍しており、多様なバックグラウンドを持つ学生同士による新しい発想が飛び交いました。
AIツールを駆使した実践的な学び
Progateは、AI時代におけるプログラミング教育の重要性を認識し、参加者に向けて実践的な講義を展開しました。プログラムは、プロダクト開発の基礎、AIを活用した開発手法、そして最適なプロンプトの作成などを中心に行われました。
ハッカソンの進行
講義後は、実際に生成AIを使ったハッカソン形式でのプロダクト開発が行われました。AIを利用してアイデアを具体化し、チームビルディングから開発、発表までの過程を短時間で体験することができました。各チームは、自分たちのアイデアを形にすることで、クリエイティブな成果を上げました。
成果と入賞発表
最終的に参加者たちが制作したユニークなWebアプリケーションの中から、以下のチームが入賞を果たしました:
1.
優勝:お絵かきクイズ - 描いた絵がスライドパズル化されるゲーム。
2.
準優勝:囲碁アプリと自己紹介クイズ - 囲碁の楽しさを提供するアプリとクイズ形式で自己紹介を行うプロジェクト。
3.
3位:英語×日本語しりとりゲーム - 辞書アプリと連携し、言語を融合させた新しい遊び方を提供。
各チームは動くものを完成させ、特に優勝チームの発表ではプレゼンテーションも行われ、Progateのグッズが贈られました。
参加者の感想と今後の展望
多くの参加者が、AIツールを実際に使用する経験は新鮮だったと振り返り、「実際に完成品を作り上げる過程で学びが深まった」との声が多く寄せられました。今後、Progateはさらに多くの大学と連携してこうした教育機会を拡大し、プログラミング教育をより普及させていく計画です。
まとめ
今回のミニハッカソンは、文理の壁を越えた新しい創造の場を一般市民に示しただけでなく、AIを活用する未来の教育を展望する素晴らしい機会となりました。Progateは今後も、このようなイベントを通じて、さらなるイノベーションと学びの環境を提供し続けます。