生徒の自走化を目指した学習指導の最前線
2025年7月4日、SchoolTech事業を手掛けるClassi株式会社が主催したオンラインセミナー、「生徒の自走化を目指すための学習指導を考える」が開催されました。このセミナーは、学習指導の現場において生徒が自主的に学び、成果を上げるための方策について深堀りする機会となりました。
セミナーの概要
セミナーは以下の4つのセクションで構成されました。
1.
現状の整理
2.
基調講演
3.
ディスカッション
4.
プロダクト紹介
1. 現状の整理
参加者は、今の教育現場が直面しているさまざまな課題に触れることができました。例えば、生徒の多様化や多層化、またその変化に対応するために必要な環境整備の重要性が強調されました。教育を取り巻く環境が変化する中、生徒が自律的に学習できる環境を整えることが今求められています。また、教員の負担軽減の必要性も挙げられました。多忙を極める教員が、生徒と向き合う時間を確保することができるよう支援する施策が急務であることが指摘されました。
2. 基調講演
福岡県立武蔵台高等学校の吉本光平先生が行った基調講演では、生徒の自走化を促すための具体的な指導方法が説明されました。ここでは、吉本先生が実践している生徒の自主的な目標設定やデータに基づく状況認識、さらに「好学タイム」という朝の学習の時間が紹介されました。この「好学タイム」では、生徒が自らの学びを振り返り、学習習慣を身につける重要な機会として、Classiの学習トレーニング機能を活用しています。
3. ディスカッション
講演後には、吉本先生とClassiの担当者によるディスカッションが行われ、生徒の自走化に向けた具体的な施策やツールの運用方法が議論されました。その中では、生徒の学習記録機能や、主体性を引き出すためのトリガー、逆転合格の成功事例が数多く紹介され、教育現場におけるより効果的なアプローチについて参加者が学ぶ機会となりました。
4. プロダクト紹介
セミナーの最後には、Classiが提供しているプロダクトの機能紹介が行われ、自走化を促進するための機能や活用事例について具体的に説明されました。特に「学習記録」「ポートフォリオ」「生徒カルテ」といったツールは、生徒自身が自分の学習を可視化し、目標達成に向けたサポートを効率的に受けられる環境を提供しています。
参加者の声
特に印象的だったのは、参加者から寄せられたフィードバックでした。多くの教師が、生徒の自走化を支援するための具体策を持ち帰り、実践に役立てたいと考えていることが伝わってきました。このセミナーは、自らの教育方針を再考するきっかけとなったことでしょう。
未来への展望
Classiは今後も、教育現場に対してさまざまな機能を提供し、生徒一人ひとりが自主的に学び続ける力を身に付けられるよう支援を続けます。データを用いた可視化を実現し、教員の伴走を促すことで、全ての生徒が自走化を実現できる社会を描き続けていくことでしょう。
詳細については、
Classi株式会社の公式ウェブサイトをご覧ください。