新型コロナウイルス抗体検査キット「ジンメトリー」
近年、新型コロナウイルスの影響で多くの人々が健康管理に注目しています。その中で家庭でも手軽に使える抗体検査キットが登場しました。名古屋大学発のベンチャー企業によって開発された「ジンメトリー 新型コロナウイルス抗体検査キット」は、視覚的に抗体量を把握できる点が特徴です。以下では、この検査キットの特徴や背景について詳しく解説します。
1. 視覚的な抗体量の表示
「ジンメトリー」は抗体の量を数値でなく色の濃さで表示します。これにより、抗体の有無が一目でわかり、色が濃くなるほど抗体の量が多いことを示す仕組みになっています。少ない抗体量であれば発色が弱く、高い抗体量ではしっかりと判定ラインが現れます。このシンプルな視覚的表現は、ユーザーにとって非常にわかりやすいものです。
2. わずか一滴の血液で検査可能
利便性の面では、指先から採取した一滴の血液を使って、IgG抗体とIgM抗体を同時に検出できます。この方法はイムノクロマト法を用いており、短時間で結果を得られるのも大きな魅力です。一般的には15〜20分で結果がわかるため、忙しい日常の中でも手軽に検査ができます。
3. 必要な道具が全て揃ったパッケージ
家庭で手間なく使用できるように、検査に必要な全ての道具がパッケージ化されています。具体的には、検査カセット、採血針(ランセット)、展開液、消毒用アルコールなどが含まれています。このため、特別な準備がなくても、簡単に抗体検査が行えるのです。
「ジンメトリー」の誕生背景
日本国内ではワクチン接種が進む一方、抗体の持続性については疑問が残ります。特に、65歳以上の高齢者層においては、新型コロナウイルス感染者数が減少しているものの、抗体の維持が難しいという現実があります。ワクチン接種を行っても、抗体が徐々に低下していくため、自分の体内に抗体が存在するかどうかを定期的にチェックし、必要に応じて追加接種などの対策を行うことが進められています。
このようなニーズに応える形で、名古屋大学発の株式会社U's scienceが「ジンメトリー」を開発し、製造・販売は株式会社ジー・キューブによって行われています。患者やその家族、または高齢者自身が、自宅で簡単に自己検査できることから、非常に大きな期待が寄せられています。
抗原検査と抗体検査の違い
抗体検査について正しく理解するためには、抗原検査との違いを知ることが重要です。抗原とは、病原体に免疫応答を引き起こす物質全般を指します。一方で抗体は、その抗原に対する免疫反応により作られる物質であり、体内のウイルスを排除する役割を果たします。抗原検査では「現在感染しているか」を調べるのに対し、抗体検査では「過去に感染したか」や「抵抗力を持っているか」を検出します。
製品概要
- - 製品名: ジンメトリー抗体検査キット
- - 内容量: 一回用
- - JANコード: 4573587250107
- - 生産国: 日本
- - 価格: 3,520円(税込)
初回限定キャンペーンで10/17まで15%OFFの2,992円(税込)で販売中
注意点として、本製品は調査研究用であり、医療機器としての承認は受けておりませんので、診断目的での使用は推奨されていません。
株式会社ジー・キューブについて
半導体製造設備の総合支援を行う株式会社ジー・キューブは、未来の新しい価値を創造する企業です。その一環として、産官学連携によるメディカル事業を進め、社会の知恵を実装していくことを目指しています。
- - 会社名: 株式会社ジー・キューブ
- - 所在地: 兵庫県神戸市中央区港島南町1-5-2
- - 設立: 2005年2月
- - URL: ジー・キューブ公式サイト
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