音楽と心の健康:Qobuzの意識調査が示したトレンド
フランス発の音楽ストリーミングサービス「Qobuz(コバズ)」が2025年2月に実施した意識調査から、音楽がメンタルヘルスに与える影響について新たな洞察が得られました。この調査は、18歳以上の男女642名を対象に行われ、音楽の聴取が人々の幸福感や心の健康にどのように寄与しているかを探りました。
音楽と日常生活の深い関係
調査によると、約70%の人々が週に複数回音楽を楽しんでおり、音楽が日常生活に欠かせない存在となっていることが分かります。特に「自宅でのリラックスタイム」や「旅行中」に音楽を聴くことが多いという結果が示されており、音楽がさまざまなシーンでの心の支えとなっていることが浮かび上がります。
76.7%の回答者が音楽によって心の状態が変わると認識しており、音楽がメンタルヘルスにどれほど影響を与えているかが改めて確認されました。また、66.3%は気分が沈んだときに音楽で心を整えた経験があると答えており、音楽が心理的安定をもたらす手段として機能していることが伺えます。
音楽に求める幸福感
さらに、調査では多くの人が音楽を聴くことで「満たされた気分になりたい」と考えていることも明らかになりました。具体的には、36.5%がそのように答えており、これが音楽の重要な役割であることを示しています。音楽は、単にメンタルヘルスを維持するためだけでなく、深い幸福感をも求められているのです。
音楽体験を左右する要素
調査結果は、音楽体験の満足度を高めるために「音質」と「環境」という2つの要素が重要であることも示しました。73.1%が音質の良さが満足度や幸福感に影響すると回答し、良質な音楽環境へのニーズが高いことを示しています。一方で、半数以上が高音質な音楽体験を得るためには「費用が高い」と感じていることがわかりました。
また、音楽を聴く環境に関しては、8割以上が場所や環境が気分を変えると答えています。特に、「自分だけのプライベートな空間」や「静かでリラックスできる環境」が好まれる傾向が強いですが、特に20~30代ではライブ感を求める声も少なくありません。この世代では、リアルな音楽体験への期待が根強く存在していることが確認されました。
Qobuzによる音楽体験の提供
今回の調査を受けて、Qobuzの国内統括マネージャー祐成秀信氏は、音楽が人々の日常生活に根付いていることを強調しました。特に音質や環境の重要性が、音楽享受の満足度に繋がることが示されており、単なるメンタルケアではなく、上質な音楽体験を楽しむ傾向が広まっていると分析しています。
音楽は、心理的な安心感や幸福感を得る重要な手段であり、今後もQobuzは手軽に質の高い音楽体験を提供していくことで、多くの人々が音楽を通じて新たな価値を見出すことができるよう努めていくでしょう。
Qobuzの概要
Qobuzは2007年に設立された高音質な音楽プラットフォームであり、欧州や米国、日本を含む26カ国でサービスを展開しています。CDロスレスやハイレゾといったフォーマットで1億以上の楽曲を提供し、独自の音楽コンテンツも魅力の一つです。これからも良質な音楽とともに皆様の生活を豊かにするための取り組みを続けていく所存です。