ABBとアークエル、EVスマート充電システムを連携
脱炭素化が求められる現代、持続可能な社会の実現に向けて、アークエルテクノロジーズ株式会社とABB株式会社が協力しています。両社は、アークエルが開発したEVスマート充電・運行管理システム「AAKEL eFleet」と、ABBの高性能EV充電器「Terra AC Wallbox」の連携を発表しました。この連携により、eFleetの機能がTerra AC Wallboxで利用可能になり、EV充電の効率化と最適化が図られます。
ABBの役割
ABBは世界的に認知されたEV充電ソリューションのプロバイダーです。様々な業界のEVメーカーや充電ネットワーク事業者に選ばれる理由はその信頼性にあります。ABBは、家庭用のスマート充電器から高速道路の急速充電器、さらには物流および電動バス・トラック向けの充電ソリューションまで、多種多様な充電器を提供しています。特に、日本国内においては2019年に市場に参入し、これまでに約1,200台のDC急速充電器を設置しています。
Terra AC Wallboxの特長
ABBが製造する「Terra AC Wallbox」は、一般家庭やオフィス、商業施設向けの優れた充電器です。この製品は、最大6kWの出力を持ち、一般家庭用コンセントよりもはるかに迅速に充電可能です。安全面でも過電流や過電圧保護機能を内蔵しており、第三者機関による安全基準も満たしています。特に、日本国内では、2022年の発売以降、すでに1,100台以上を販売しています。
2024年には、日本自動車研究所による認証も受ける見込みで、さらに信頼性が向上します。
AAKEL eFleetの革新
アークエルの「AAKEL eFleet」は、EVを利用する企業や自治体にとって最適な充電管理を提供します。専用の管理システムを通じて、充電状況の確認や遠隔操作が可能となっており、特に多くのEVを扱うフリートを管理する企業には特に便利です。
このシステムでは、複数のEVを同時に管理し、各車両の充電スケジュールや利用状況をリアルタイムで把握できます。必要に応じて充電を手動または自動で切り替える機能も備わっており、その精度は数理最適化技術に基づいて評価されています。
脱炭素化に向けた取り組み
アークエルとABBの連携は、脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩となります。両社の技術を合わせることで、EV利用が更に促進され、持続可能な未来に向けた道筋が示されるでしょう。デジタルイノベーションが進む中、ビジネスリーダーや自治体がEVを導入する際の選択肢が増えることは、社会全体にとっても有益です。
今後の展開が非常に楽しみです。
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