ドイツのDoKomiで輝いた日本イラストの魅力
2023年6月6日から8日、ドイツ・デュッセルドルフで開催されたヨーロッパ最大のポップカルチャーイベント"DoKomi"に、株式会社マイナビ出版が出展しました。東京を拠点とする同社は、日本のポップカルチャーを世界に広めるべく、積極的に海外展開を進めています。
出展商品の完売
今回の出展では、特に日本独自のイラスト技法書や画集が注目を集め、初日から大きな反響を呼びました。特に、画集『はむねずこ ILLUSTRATION BOOKまたね、メランコリア』および『旧都なぎ作品集- alexandrite -』は完売となり、来場者からの手に入らなかったことへの残念がる声も多数寄せられました。
出展されたアイテムは、以下の6点です:
1. 『Manga besser zeichnen: Figuren & Kompositionen』(イラスト解体新書)
2. 『The Best of Everything! Master the MANGA Drawing Techniques』(いいトコどり!人物パーツの描き方)
3. 『なつめさんちArtWorks ONLINES』
4. 『とあるお茶画集DOLLS』
5. 『旧都なぎ作品集- alexandrite -』
6. 『はむねずこ ILLUSTRATION BOOKまたね、メランコリア』
このように、幅広いジャンルの書籍が並び、展示が進むにつれて販売が活発化しました。自身のスタイルを持つイラストの技法を学べる本としても評価が高く、今後の海外での展開にも期待がかかります。
海外展開の戦略
マイナビ出版の社長である角竹輝紀氏は、今回の出展がドイツにおけるマーケティング戦略の中でも重要な一手であることを強調しています。「自社コンテンツを海外にダイレクトに展開するにあたり、日本のクオリティを持って挑むことが重要です。DoKomiへの出展を通じて、当社の作品を直接手に取ってもらうことで、日本の魅力を伝えることができると思っています」と語っています。
このように、マイナビ出版は日本の文化をヨーロッパに広めるために、さらなる展開を計画中です。
日本文化の魅力
出展を担当した経営推進部の小山氏は、三日間のイベントを通じて「参加者の日本文化に対する深い愛情と熱意に圧倒された」と振り返ります。ドイツを含むヨーロッパの人々が単にアニメやコミックにとどまらず、日本の音楽、食文化、そしてKawaiiファッションにまで関心を寄せている様子は、彼にとっても新たな発見でした。具体的には、参加者たちが日本の文化を学びたい、そして体験したいという姿勢が顕著であり、それを目の当たりにすることができた貴重な機会であったと述べました。
今後の展望
マイナビ出版は今後も、日本が誇るアートやイラストの素晴らしさを広め続け、より多くの国や地域での知名度向上を目指すとしています。「マイナビロゴの商品が世界中の書店に並ぶことを夢見ています」と小山氏は力強くコメントしました。
日本のコンテンツが世界中の舞台でどのように受け入れられ、進化していくのか、これからの動きに注目が集まります。