なぜ家族旅行の写真は見返されないのか？新たな保存方法の提案

家族旅行の写真活用、必要性を感じる調査結果

最近、家族旅行に行くたびに撮影した写真がスマートフォンやクラウドに溜まっていく現象が見られます。しかし、撮った写真をいつ振り返ることができるのか、家庭によってこの思いは異なるようです。株式会社ユナイテッドは、家族旅行における写真保存方法に関する調査を実施しました。この調査から浮かび上がったのは、多くの人々が「写真を見返す時間がない」という切実な思いです。

調査の概要

昨今のライフスタイルを反映した調査が行われ、結果は驚くべきものでした。調査対象は年に1回以上の家族旅行を行う、15歳以下の子どもを持つ家庭で、総計1,003人に対して行われました。調査の結果、約80%の家庭が年に1回以上の旅行を重ねていると回答し、10枚以上の旅行写真を保存していることが明らかになりました。

写真の保存方法

最も多い保存方法はスマートフォンへの保存で、82.2%がこれに該当します。次いで、クラウドストレージが40%、パソコンが約24%という結果でした。しかし、冊子のアルバムやインテリアとして飾る方法はまだ少数派。気軽に撮影できる反面、整理が難しく就くため、振り返りの機会は減ってしまうようです。

見返す習慣が少ない現実

「では、旅行写真を見返す頻度は？」との質問に対しても、約80%の家庭が年に数回または月1回程度と回答。見返すことが日常的ではないため、写真はただの記録となってしまい、生活の中で埋もれています。写真が持つ、「記録を超えた感情のトリガー」としての役割をきちんと活かしきれない現状が伺えました。

見返し方の工夫が必要

調査の中では、見返さない理由として「整理できない」という回答が51.3%にのぼりました。スマートフォンやクラウドの利便性が逆に管理の面での難しさを招いているようです。このため、日常生活の中でもっと写真を振り返りたいという声が9割に達しました。特に、日常的に目に入る場所に写真があれば、家族との会話や思い出を振り返るきっかけになると多くの方が考えています。

新たな保存方法「Haika」

そこで、株式会社ユナイテッドが提案する「Haika」は、旅行先で撮影した写真を使った木製マップパズルです。日本全国47都道府県の特徴を生かしたこのパズルでは、各パーツにはめ込むことで自分だけの旅の軌跡を可視化できます。特に、これを家庭内のインテリアとして飾ることで、日常生活の中で自然に振り返る体験を促進します。