トリドールホールディングス、JFS規格第一号取得
2024年10月21日、株式会社トリドールホールディングス(店舗名:丸亀製麺)は、一般財団法人食品安全マネジメント協会(JFSM)が運用する『JFS規格(フードサービス・マルチサイト)』の取得第一号となることを記念してセレモニーを行いました。本規格は、複数の店舗を運営するフードサービス事業者に対して、店舗と本部、経営層を含むグループ全体で食品の安全管理体制を構築することを目的としています。
食品安全の重要性
このような食品安全マネジメントの仕組みは、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point)やGMP(Good Manufacturing Practices)といった重要な要素に支えられています。トリドールホールディングスの粟田貴也社長は、「食品安全は外食産業にとって最も重要な課題です。努力を続けてきた結果、このJFS規格の取得に至ったことは大変喜ばしいことです」と述べ、業界全体の信頼を守るためには食品安全への真摯な取り組みが不可欠であることを強調しました。
セレモニーの詳細
セレモニーにはJFSMの理事長である小谷雅紀氏や、監査機関の株式会社BMLフード・サイエンス社長小日向清隆氏も参加し、祝辞を述べました。その後、適合証明書と記念品の贈呈式が行われました。また、参加者たちはパネルディスカッションを通じて「適合証明取得の経緯」や「今後の展望」など、様々なテーマで活発な意見交換を行いました。
トリドールホールディングスは、取得した証明を基に、全国で運営する丸亀製麺の837店舗に「JFS規格(フードサービス・マルチサイト)」の取得を示すステッカーを掲示する予定です。この取り組みは、安全な食品をお客様に提供し続けるという企業の強いコミットメントを示すものです。
JFS規格について
JFS規格は2016年に開発され、多店舗展開を行う食サービス事業者向けの新しい食品安全管理の仕組みを提供します。また、国内外で2600以上の組織がこの規格に登録されており、今後も多くの事業者がJFS規格の導入を進めることが期待されています。
これにより、一層の消費者信頼を獲得し、食品安全の水準向上を目指すトリドールホールディングス。この取り組みは、外食産業における安全な食文化の構築につながることでしょう。
結びに
食品安全の重要性が増す中、株式会社トリドールホールディングスが行った今回の取り組みは、業界にとって新たな指標となるに違いありません。一般消費者にとっても、安心して飲食を楽しむ環境の整備が進むことが期待されます。
このセレモニーを契機に、さらなる食品安全への取り組みが進化していくことを期待しましょう。