医療法人社団ゆみのが新たに設けた在宅医療管制塔センター
2021年7月1日、医療法人社団ゆみのは東京都渋谷区に、新しい「在宅医療管制塔センター」を設立しました。このセンターは、24時間365日体制で在宅医療を受ける患者に遠隔支援を提供し、急変時にも迅速に対応できる体制を整えています。全国的に在宅医療の需要が高まる中、同センターは安心して在宅療養を続けられる社会の実現を目指しています。
在宅医療管制塔センターとは
「管制塔」は通常、空港の管理を連想させますが、ここでは自宅療養する患者への医療サービスを支えるための中心機関の役割を果たします。看護師を中心としたチームが、モニタリングを通じて患者の健康状態を常に把握し、必要な場合には医師が即座に訪問する仕組みです。これにより、地域の訪問看護師やケアマネージャーと連携し、地域全体の医療を一元的に管理することが可能になります。
患者の不安を解消するテレナーシングシステム
在宅医療を導入する際、患者側の最大の懸念は急変時への対応でしょう。「自分の体調が悪くなった際、どこに連絡すべきか」という不安を与えないために、在宅医療管制塔センターでは、患者の情報を集中管理し、医師や看護師が適切な対応を迅速に行える環境を提供しています。
このシステムにより、患者は電話一つで医療者と連絡を取れるため、自宅にいても安心して医療を受けることができ、必要に応じてすぐに適切なサポートを受けることが可能になります。これが在宅療養を続ける上で非常に重要な要素となります。
住み慣れた自宅での医療を実現
「在宅医療管制塔センター」の開設により、住み慣れた自宅で必要な医療サービスを受けることが現実になりました。YUMINOは、患者のニーズに対応した地域医療の推進と新たな取り組みに、今後も積極的に挑んでいきます。
在宅医療管制塔センターの基本情報
- - 開設日: 2021年7月1日
- - 所在地: 東京都渋谷区千駄ケ谷3丁目51−10
- - スタッフ構成: 医師、看護師、医療ソーシャルワーカー、訪問診療コーディネーター
- - 責任者: 伊東紀揮
医療法人社団ゆみのについて
医療法人社団ゆみのは、「医を通して、その人らしい人生をサポートする」という理念のもと、東京と大阪で地域医療を展開しています。2012年に設立され、現在では5つのクリニックと訪問看護ステーションを持ち、医療サービスを提供しています。今後も地域の医療を支え、より良い医療サービスを提供していくために、積極的に新しい挑戦を続けていくことでしょう。