KPMGジャパンと日本ブラインドサッカー協会が再契約
KPMGジャパン(東京都千代田区)は、NPO法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)とのユニフォームスポンサー契約を更新したことを発表しました。この契約にはブラインドサッカー男子・女子およびロービジョンフットサルの3カテゴリーが含まれ、契約は2年間にわたります。このたびの再契約により、新たなユニフォームデザインも施され、「ひかり」というコンセプトのもと、選手たちの挑戦を象徴しています。
これまでの道のり
KPMGジャパンは2023年8月に行われたIBSA(国際視覚障害者スポーツ連盟)世界選手権において、日本代表選手が着用するユニフォームにスポンサーシップを初めて提供しました。この大会では、ブラインドサッカー男子日本代表がパリ2024パラリンピックの出場権を勝ち取り、女子代表は準優勝、ロービジョンフットサル日本代表は史上初めて準決勝に進出するという素晴らしい成績を収めました。
特に、ブラインドサッカー女子日本代表が「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ 2025 in うめきた」で優勝を果たすなど、KPMGのロゴを胸に掲げた日本代表選手たちは確かな成長を見せています。
今後の活動と試合予定
新たなユニフォームが導入されることで、選手たちはさらなる挑戦に挑むことができます。以下は、今後予定されている日本代表の試合です:
- - ブラインドサッカー男子日本代表: 2026年度 IBSA ブラインドサッカーアジア選手権(開催地未定)
- - ブラインドサッカー女子日本代表: 2025年10月2日(木)~10月12日(日) IBSA ブラインドサッカー女子世界選手権2025(インド・コチ)
- - ロービジョンフットサル日本代表: 2025年11月6日(木)~11月16日(日) IBSA ロービジョンフットサル世界選手権2025(トルコ・アンタルヤ)
選手たちの高いパフォーマンスへの期待が高まります。
KPMGジャパンのメッセージ
KPMGジャパンの共同チェアマンである山田裕行氏と知野雅彦氏は、ブラインドサッカー及びロービジョンフットサルの日本代表ユニフォームスポンサー契約を更新できることを心から喜ばしく思っているとコメントしています。2年前からユニフォームに掲示した「KPMG」のロゴは、選手たちの努力と挑戦の象徴であり、インクルーシブな社会の実現への強い思いが込められています。
一方で、NPO法人日本ブラインドサッカー協会の理事長金子久子氏も、KPMGがブラインドサッカー・ロービジョンフットサルとの協働を続ける姿勢に感謝の意を表しています。ブラインドサッカーやロービジョンフットサルを通じて、多様性を尊重した社会の実現に向けた取り組みが重要であり、今後も選手たちを全力で支えていく決意を示しました。
ブラインドサッカーとロービジョンフットサルの枠を超えて
ブラインドサッカーとロービジョンフットサルは、視覚に障害を持つ選手たちが参加するスポーツですが、単なる競技を超えて、視覚障害者と健常者が共に生活する未来を描くための重要なステップとなります。KPMGジャパンは、視覚障がい者と健常者が共に活動し、交流することで、多様性と包摂性を訴求する活動を積極的に行っています。
KPMGとJBFAの共同の取り組みが、インクルーシブな社会を実現するための力強い一歩となることを期待しています。選手たちが新しいユニフォームを纏い、さらなる高みを目指して踏み出す姿を、多くの人と共有できる瞬間が待ち遠しいです。これからもKPMGジャパンと日本ブラインドサッカー協会は、共に歩み続けることで、夢を実現するための大きな力となることでしょう。