広島の食文化を介護現場へ
シューペルブリアン株式会社(本社:広島県広島市中区、代表取締役:木下昌幸)は、広島の老舗食品メーカーである田中食品株式会社との業務提携を発表しました。この提携により、利用者が毎食好みの「タナカのふりかけ」を選ぶことができる新たな取り組みが介護施設でスタートします。この取り組みの背景には、利用者一人ひとりの「食べたい」という気持ちに寄り添い、食に対する意欲を高めるという目的があります。
食事は単なる栄養摂取ではない
介護施設での食事の時間は、ただ栄養を摂るためのものではなく、利用者の生活歴や嗜好、家族との思い出を反映した大切な瞬間です。シューペルブリアンは、毎日の食事に「今日はどれを選ぼうか」という余地を持たせることで、会話や笑顔を引き出し、利用者に豊かな食生活を提供しようとしています。
田中食品とは
田中食品株式会社は、1901年に創業した広島の老舗食品メーカーで、代表的な製品「旅行の友」は海軍からの要請に応じて開発されたふりかけです。このふりかけは、栄養価が高く持ち運びも容易で、日持ちの良い食品として愛され続けています。現在では、様々な種類があり、味や見た目の彩りを楽しむことができます。
業務提携の目的
この業務提携は、単なる食品の導入にとどまらず、地域の食文化を介護現場に根付かせる試みです。それにより、利用者の「食べたい」「選びたい」「楽しみたい」という気持ちを大切にする新たな支援を実現します。
取り組み内容
1. 自分で選べるふりかけ環境
施設には、さまざまな種類の「タナカのふりかけ」が用意され、利用者がその日の気分や好みに合わせて選べるようになります。この選択肢が、食事の楽しさを高め、毎回の食卓を彩ります。
2. 食事を楽しむ時間として
選べる環境を整えることで、「食べる」ことだけでなく「選ぶ」「迷う」「思い出す」という活動が促されます。これにより、利用者の日常生活に小さな刺激と楽しみが加わることが期待されます。
3. 健康状態への配慮
職員は利用者の健康状態や好みに基づいて、ふりかけの選択をサポートします。食事内容や環境、時間、健康状態を考慮し、一人ひとりに適したケアを実施しています。
期待される効果
これらの取り組みにより、利用者の食への意欲が高まり、食事が進みやすくなる効果が見込まれています。「食べたい」と思えるきっかけを提供することで、意欲を削ぎたくないというシューペルブリアンの理念をもとに支援を続けます。
また、ふりかけを通じて、栄養の補給も期待でき、高齢者の食事を味わい深く、栄養価の高いものにする手助けとなります。
ご家族への配慮
かつては、ご家族が個々の嗜好に合ったふりかけを持参する必要がありましたが、この提携により、施設側で適切にサポートが行えるようになり、ご家族の負担軽減にもつながります。
まとめ
シューペルブリアンと田中食品の提携は、広島の食文化を大切にし、利用者の食生活を徐々に豊かにする新しい取り組みの一環です。これからも、地域の食文化を生かしながら、日々の介護の中で利用者の楽しみを広げていく姿勢を大切にしていきます。