最近、発達が気になる子どもたちへの理解と支援が、教育現場や家庭でますます重視されています。そんな中、明治図書出版から新しい書籍が登場します。この書籍『発達が気になる子のおうち学習環境&アイテムできた!が増える子育て空間【フルカラー】』は、モンテッソーリ教育と特別支援教育の専門家である、りっきーさんといるかどりさんが共著として執筆したものです。
この本の発売日は2026年7月10日。発達に関する支援を必要とする保護者向けに、より良い家庭学習環境を提案しています。特に注目すべきは、文部科学省の調査によると、小中学校での発達障害の可能性がある子どもは約12人に1人、つまり全国で70万人を超えるということ。このような現状では多くの家庭にとって、「うちの子、もしかして…」と心配になることが増えているのです。
この書籍では、特別支援が必要な子どもたちが自分のペースで学ぶための工夫が紹介されています。発達が気になる子どもに適した「おうち」の環境を整えることは、学校での支援と同じくらい重要だというメッセージが込められています。難しい知識や特別な道具は不要で、生活の中で簡単に取り組める工夫が提案されています。例えば、環境を整えることで、子ども自身ができることが増えるようなサポートがキーとなります。
具体的には、学習やスケジュール管理、身支度、コミュニケーション、整理整頓などの生活に密着した10のテーマがあり、約40項目にわたる工夫やアイテムが写真付きで紹介されています。著者たちのモンテッソーリ教育の理念をもとに、子どもが自分でできる環境作りが進められ、「できた!」という自信を育む手助けをしています。
本書の特徴は、ビジュアル重視のフルカラーで構成されており、視覚的にも分かりやすいという点です。写真や絵を多用しており、実践的なアイデアが詰まっています。また、著者たちはそれぞれ異なるバックグラウンドを持ち、家庭と学校という2つの視点から子どもたちを支援する専門家です。これまでなかなか組み合わせられることの少なかった2つの専門性が、一つの書籍に凝縮されているというのは大きなポイントです。
著者のりっきーさんは、モンテッソーリ教員や保育士としての経験を持ち、全国的に保護者向けの講演を行っています。また、いるかどりさんは特別支援教育の専門家として多くの研修を手掛け、知識と実績を積んできました。二人の協力により、実践的で効果的な支援策が多くの家庭に届くことを期待しています。
本書は家族が日常生活の中でどのように工夫を重ねることができるのか、その手法を提供しており、子どもたちがより良い学習環境で育つための手助けとなるでしょう。発達支援に取り組む保護者や教育者にとって必携の一冊です。