廃棄される酒粕をレモンケーキに！男鹿の酒蔵と栃木のお菓子屋がタッグを組み、地域課題解決へ

栃木県那須で食を基盤とした社会課題解決に取り組む株式会社GOOD NEWSと、秋田県男鹿市でクラフトサケ醸造所を軸にまちづくりを行う「稲とアガベ株式会社」が、酒粕を活用したレモンケーキ「早苗饗レモン」を共同開発しました。

「早苗饗レモン」は、酒造りの過程で廃棄されてしまう酒粕を、レモンと組み合わせた新感覚のレモンケーキです。爽やかなレモンの酸味と、上品な酒粕の風味が口の中に広がり、しっとりとした食感も魅力です。

酒粕の有効活用で地域課題解決へ

酒粕は、酒造りにおいて一升瓶1本あたりコップ1杯分も発生する、まさに“お宝”と言える存在です。しかし、現状では安価に取引されたり、未活用になってしまうことも少なくありません。

GOOD NEWSと稲とアガベは、この酒粕を有効活用することで、地域の課題解決を目指しています。酒粕は、これまで稲とアガベでは、発酵マヨネーズなどの自社商品に使用されていましたが、それでも使い切れない分は、1キロ0.5円で県内の飼料メーカーに販売していました。しかし、送料がかかることなどから、実際は廃棄に近い状態でした。

GOOD NEWSが酒粕を原料として買い取ることで、稲とアガベは酒粕の価値を高めることができ、地域経済の活性化に貢献できます。また、酒粕を使ったレモンケーキを販売することで、消費者に酒粕の新たな魅力を知ってもらい、地域課題への関心を高めることも期待されています。

お菓子を通して地域の魅力を発信

「早苗饗レモン」は、GOOD NEWSの那須本店、オンラインショップ、そして稲とアガベのSANABURI FACTORYなどで販売されています。

GOOD NEWSは、全国に店舗を展開しており、そのネットワークを通じて、「早苗饗レモン」を全国の消費者に届け、男鹿の酒蔵や地域の魅力を発信していきます。