ラブ・コープ社、支援拠点設立
2016-12-05 14:04:15
ラブ・コープ社が日本に駐在員事務所を開設、技能実習生の支援体制を強化
ラブ・コープ社、日本での支援体制を強化
ベトナムのハノイに本拠を置くラブ・コープ社は、来日する技能実習生に対してより充実したサポートを提供するため、日本に駐在員事務所を設置することを発表しました。これは、同社が日本での技能実習制度における適正な実施と実習生の保護を重視し、さらなる改善を図るための取り組みです。
駐在員事務所設立の背景
外国人技能実習制度は1993年に始まり、開発途上国からの技能実習生を受け入れ、日本の技術や知識を伝えることを目的としています。現在、日本には約21万人の技能実習生が在住しており、その中でも特にベトナムからの実習生は急増しています。しかし、その一方で実習生の労働環境についての問題が多く、過酷な条件で働かざるを得ない状況が散見されています。
このような課題を受け、ラブ・コープ社は、監理団体や他の関係機関との連携を強化し、日本で安心して働ける環境を整備することを目的に、駐在員事務所の設立を決定しました。
ラブ・コープ日本の役割
新設されたラブ・コープ社の日本駐在員事務所は、今後増加が見込まれるベトナム人技能実習生の適切な選定と迅速な送り出しを行うとともに、実習生への精神的ケアを徹底することで、より円滑な技能実習を実現します。
実習生が自分の母語で相談できる環境を提供するため、経験豊富なベトナム人スタッフによる面談やSNSを通じたサポートが行われ、精神的な支えを得ることができる体制が整えられます。これにより、実習生は職場や日常生活のストレスを軽減し、研修に専念できるようになります。
受け入れ企業に対しても、実習生のニーズや特性を迅速に把握し、適切な人材を提案することで、円滑な業務が進むことが期待されます。また、透明性の高い情報提供が促され、企業が安心して実習生を受け入れる基盤が強化されることになるでしょう。
今後の展望
ラブ・コープ社は、日本における外国人技能実習制度のさらなる改善や、ベトナムからの技能実習生の送り出しを強化するため、今後も継続的に体制を整えていく意向を示しています。特に、法改正に迅速に対応し、適切なサポートを提供することで、ベトナムと日本の経済発展に寄与することを目指しています。
ラブ・コープ社は、設立から現在まで、台灣や日本を含む多くの国々へ技能実習生を派遣しており、今後も多くのベトナム人に日本語や日本文化の教育を行っていく方針です。これにより、日本の高度な技術をベトナムに移転し、両国間のさらなる交流を促進することが期待されています。
国際人材の受け入れが進む時代において、ラブ・コープ社の取り組みは、持続可能な技能実習制度の実現に貢献していくことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
TAISON HOLDINGS JAPAN株式会社
- 住所
- 神奈川県横浜市中区南仲通1−13アールケープラザ横浜関内222
- 電話番号
-
045-228-9349