ペイロールとカオナビが協業開始
株式会社ペイロールと株式会社カオナビが、人事業務の効率化に向けて新たに協力関係を結びました。この協業により、ペイロールの給与計算業務アウトソーシングサービス「HR BPaaS」とカオナビのタレントマネジメントシステム「カオナビ」がAPI連携を実現する計画です。
協業の背景と目的
給与計算とタレントマネジメントは、企業において密接に関連しています。しかし、データを連携させるためには、多くの時間を要する場合が多かったのが現実です。そこで、HR BPaaSとカオナビの連携により、発令データや組織データをシームレスに統合し、給与計算業務の効率化を図ります。これにより、人事担当者は業務の負担を大きく軽減することが期待されています。
API連携のメリットは、ただの業務効率化にとどまらず、戦略的な人材配置や育成、報酬の設計などにも影響を及ぼすことが予想されます。特にデータに基づいた意思決定が求められる現代において、リアルタイムで得られる情報は大きなアドバンテージとなります。
今後の展望
両社は2025年までにAPI連携の実現を目指しており、その過程でセミナーなども開催し、詳細情報を発表する予定です。カオナビの代表取締役社長CEO、佐藤寛之氏は「人的資本経営の重要性が増す中での今回の協業を大変嬉しく思う」と述べ、データの統合・可視化が戦略的な意思決定の推進に寄与すると期待を寄せています。また、ペイロール代表取締役社長の湯浅哲哉氏も「カオナビ社との協業により、生み出されるシナジーで人事労務業務を包みこむソリューションを提供していきたい」との意気込みを語っています。
株式会社カオナビの紹介
カオナビは2008年に設立され、タレントマネジメントシステムのリーディングカンパニーとして、多様な働き方を実現するためのテクノロジーを提供しています。現在、4,000社以上の企業が利用する「カオナビ」は、企業の戦略達成に向けた強力な武器となっています。他にも「ロウムメイト」や「ヨジツティクス」などのシステムを通じて、企業の人材戦略を支援しています。
株式会社ペイロールの紹介
1989年に設立されたペイロールは、主に大企業向けに給与計算業務のBPOサービスを提供しています。実績として260社、112万人の給与計算業務を受託しており、特に「HR BPaaS」は高い柔軟性や拡張性を兼ね備えたサービスとして知られています。今後も労働人口の不足が懸念される中で、人事部門が戦略的な業務に集中できる支援を続けることで、企業の成長に寄与していくことを目指しています。
【お問い合わせ】
株式会社ペイロール 営業企画部
Email:
[email protected]
電話: 03-5520-1380
このパートナーシップの進展は、今後の人事業務の形を大きく変える可能性を秘めています。両社の協業から生まれる新しい価値に、目が離せません。