出雲のIT企業の挑戦
2022-08-10 11:00:02

出雲のIT企業イーグリッドが教育への支援を強化、SDGs達成を目指す取り組み

出雲のIT企業が教育支援に乗り出す



最近、島根県出雲市に本社を置くIT企業、株式会社イーグリッドが山陰合同銀行と提携し、「質の高い教育を皆に届ける」というSDGsの理念に基づいた新たな取り組みを発表しました。この共同プロジェクトは、地域の子どもたちが受ける教育の質を向上させることを目指しており、その第一弾として米子工業高等専門学校に物品の寄贈が行われました。

プロジェクトの概要



2022年7月29日、贈呈式が行われ、イーグリッドの代表取締役である小村淳浩氏や、山陰合同銀行の出雲西支店長・吾郷悟氏、そして米子工業専門学校校長の寺西恒宣氏が出席しました。この場で、米子工業高専の学生に向け、スタッキングテーブル5台とホワイトボードシート6個が寄贈されました。これらの教育資材は、SDGsに基づく地域貢献の一環として、学生たちの学習環境を豊かにするものです。

SDGs私募債の仕組み



この取り組みは「ごうぎんSDGs私募債」として資金を調達し、その発行金額の最大0.2%が教育機関に寄贈される仕組みです。イーグリッドはこの私募債の発行を通じて、地域教育を支援する意義を強く感じており、今後も山陰合同銀行と共に持続可能な社会の実現に向けた活動を続けていく意向を示しています。

地域との連携



イーグリッドでは、教育以外にも医療や農業、地域活性化などさまざまな分野での社会貢献活動を行っており、その中でも教育への取り組みは特に力を入れています。小村氏は「弊社はITを活用してより良い社会を実現するビジョンを掲げ、学生のプログラミング教育支援や大学との共同研究に積極的に関わっています」と述べています。

さらに、山陰合同銀行の吾郷支店長は「米子の地から持続可能な社会を発信できることを嬉しく思っています。地域人材の育成を今後も支援していきたい」とコメントしています。地域の企業同士の連携により、地域内での教育機会が拡充されることが期待されます。

学生たちの学びをサポート



米子工業高等専門学校の寺西校長も、寄贈品の効果について期待を寄せています。「SDGsは今後の社会において重要なテーマであり、当校においても実社会の課題解決に向けた取り組みを進めています。寄贈品はPBL(Project Based Learning)などで活用し、SDGsに関する学びをさらに深めていきたい」と述べました。このように、地域企業が連携することで、より実践的な教育プログラムが提供されることが期待されています。

企業プロフィール



株式会社イーグリッドは、2010年に出雲市に設立され、ITを通じてお客様の課題解決を目指す企業です。地元のみならず、東京や神戸にも拠点を持ち、地域社会と共に成長を目指しています。また、優秀なエンジニアが多く在籍し、「山陰エリアのインターナショナルITカンパニー」としての地位を確立しつつあります。このような企業の取り組みは、地域の未来を支える大きな力となるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社イーグリッド
住所
島根県出雲市常松町526
電話番号

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