初島灯台を舞台にした宝探しイベントの成功
2025年10月25日から11月3日まで、熱海市初島で「初島灯台」をテーマにしたリアル宝探しイベントが実施されました。このイベントは、灯台観光ツーリズムコンテンツ化推進コンソーシアムが主催し、地域資源を活用した観光振興を目指しています。特に注目すべきは、灯台の参観者数向上を図るために行われたこの取り組みです。
イベントの背景には、初島が年間22万人以上の観光客を迎える一方で、灯台の年間参観者数はわずか2万人に留まるという事実があります。そこで、宝探しを通じて多くの人に灯台を知ってもらうことを目指しました。
イベントの詳細と工夫
この特別なイベントでは、来島者1,000名を対象に宝の地図を配布し、参加者は灯台のストーリーをもとに島内の様々な場所を巡りました。参加者には、初木神社、初木公園、初島灯台の3ヶ所に隠された宝箱を探し出すという使命が与えられ、謎を解くことで灯台への誘導が図られました。
宝箱のデザイン
イベントの宝物には、初島灯台の閃光の色が反映され、赤や緑、さらには熱海の白い夜景をモチーフとして設定しました。また、初島灯台資料展示館の展示物を組み込み、灯台そのものへの理解を深める工夫も行っています。
特殊な体験
さらに、参加者が最後の宝箱を見つけるには灯台に登る必要があり、360度の美しい景色を楽しむことができました。これにより、参加者は灯台への興味をさらに高めました。特に宝探しをクリアした後には、オリジナルカードがプレゼントされ、さらにイベントへの参加意欲を高めることに成功しました。
実施結果
このイベントの実施後、1,000部の参加冊子は全て配布され、アンケートの結果も良好でした。実施中の灯台の参観者は前年同期間比で144名増加し、参加者の75%は灯台を初めて訪れたと回答。興味喚起の効果も顕著で、83%以上が燈台への関心が高まったと実感したそうです。
また、参加者の95%が満足度が高いと答え、80%は再度訪問したいと述べました。「身近な人に初島を勧めたい」との声も92%を超え、訪問者の多くがその魅力を広める意欲を持っていることが分かりました。特に、首都圏からの日帰りアクセスの良さや、灯台から見える絶景が高く評価されています。
今後の展望
今回のプロジェクトの成功を受けて、初島灯台への再訪や他灯台への誘客を促進するための新たな施策が計画されています。持続可能な観光のモデルを確立し、ローカル資源の価値を高めることに繋がるような取り組みが展開されるでしょう。
このイベントを通じて得られたノウハウは、地域活性化に向けた一つの成功事例として、他の地域でも応用可能です。観光業の未来を見据えた取り組みがこれからも進められることが期待されます。