佐賀のカーボンニュートラル
2025-07-22 21:05:26

佐賀ブランドが挑むカーボンニュートラルへの道のりと成果

佐賀ブランドが挑むカーボンニュートラルへの道のりと成果



佐賀県に根付く11の異業種が連携し、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速させています。SAGA COLLECTIVE協同組合が発表した「サステナビリティレポート2025」では、CO2の削減量368トン、カーボンオフセット885トンを達成したことが報告され、目標に向けた効果的な進展が示されました。

SAGA COLLECTIVEとは



SAGA COLLECTIVEは、佐賀市を拠点に活動する協同組合で、2014年から様々な業種が連携し、持続可能な社会に向けた取り組みをしています。当初は海外市場の開拓を目指していましたが、新型コロナウイルスの影響を受け、地域の事業活動全体に意識を向けるようになりました。特に「次の100年」を見据え、エシカルな活動を心がけています。

CO2削減とカーボンオフセット



2021年度からの取り組みの結果、事業活動において368トンのCO2を削減し、885トンのカーボンオフセットが実施されました。これは地元の自然によるCO2吸収を活用した成果であり、地域資源を大切にしながら循環するビジネスモデルの確立を目指しています。2024年度のCO2排出量は1249トンとされ、さらに削減が期待されています。

循環と継承の重要性



SAGA COLLECTIVEの活動は、コミュニティの継承と地域資源の活用に重きを置いています。各社に30歳前後の後継者がいて、持続可能性を高めるためのビジョンを共有しています。また、ビジネスの持続可能性は気候変動に対する取り組みにも深く関連しており、各社が直面する課題を理解し合いながら解決策を模索しています。

地球に優しい取り組み



佐賀県の海苔産業や名尾手すき和紙等、地域の文化と産業は自然環境に依存しています。近年、記録的な不漁や土砂災害が発生し、業界全体が影響を受けています。このような背景から、SAGA COLLECTIVEはカーボン・ニュートラルの実現に向け、具体的な行動を起こしています。「できることから始めよう」という姿勢が、地域の力を次世代に繋げる基盤となっています。

さらなる成長を目指して



今後、SAGA COLLECTIVEは地域の担い手育成やサプライチェーン全体への取り組みを進める考えです。2025年度までに、環境に対する配慮が求められる時代に対応できる人材育成や、より透明性が求められる製品のカーボンフットプリント算定を進めていく予定です。

結び



地域の特産品を守り、次世代に引き継ぐため、多くの企業が手を取り合い、取り組んでいるSAGA COLLECTIVE。私たちの未来を見据え、エシカルで持続可能な社会が実現することを願って止みません。佐賀の地から、新たな価値観を提案する活動が今後も続いていくことを期待しています。


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会社情報

会社名
SAGA COLLECTIVE協同組合
住所
佐賀県佐賀市諸富町山領266-1
電話番号
0952-47-6112

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