デジタルリテラシーの強化
2021-10-21 11:00:12

デジタルリテラシー強化へ向けたKPMGと佐賀銀行の取り組み

デジタルリテラシー強化へ向けたKPMGと佐賀銀行の取り組み



KPMGコンサルティングは、佐賀銀行と協力し、銀行員を対象としたデジタルリテラシー診断を実施しました。新型コロナウイルス感染症の影響で、ビジネス環境は急速に変化しており、企業はデジタル推進力の向上が必須とされています。デジタルリテラシー診断は、行員が持つIT知識や活用能力を数値化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けたヒントを提供します。

この診断は、KPMGが過去に実施してきた経験を活かして行われ、特に銀行業界に特化しています。佐賀銀行では、ウィズコロナに対応するため、デジタルイノベーション(DI)本部を設立し、新たなビジネスモデルへの転換を図っています。その一環として、行員のデジタルスキル向上が重要視されているのです。

デジタルリテラシー診断の実施背景



調査は2021年7月に行われ、1141名の行員が参加しました。コロナ禍において、迅速かつ抜本的な改革が求められる中で、デジタルリテラシーの強化が企業全体の競争力を高める鍵となるでしょう。KPMGの診断によって、各部門や役職、年代に応じてデジタルリテラシーの強みや弱みが明らかにされ、今後の改善策が導き出されていくと考えられています。

佐賀県内のDX支援と連携



佐賀県では、産業のデジタルトランスフォーメーションを後押しするため、佐賀県産業スマート化センターが設立されています。AIやIoTなどの先進技術を利用したビジネス支援に力を入れています。このセンターとも連携し、佐賀銀行は営業支援部コンサルティンググループを新設し、県内企業に向けた支援体制を整えています。

KPMGコンサルティングは、このセンターのサポーティングカンパニーとして、地域内で行われるDX関連のセミナーやイベントにも積極的に参加しています。これにより、地域のニーズに対する直接的な解決策を提供し、より一層のデジタル化を推進していく姿勢を明確にしています。

デジタルリテラシーの強化に向けて



KPMGコンサルティングは、主に以下の4つの知識領域を重視してデジタルリテラシー診断を実施しました。
  • - デジタルのトレンド
  • - デジタルを活用したビジネスへの貢献
  • - デジタルリスク態勢
  • - デジタルの教育と投資

これらの領域に関連した34の質問項目を設け、参加行員の回答をもとに詳細な分析が行われます。このプロセスによって、各行員のデジタルリテラシー向上に向けた具体的な施策が提案され、より効果的なデジタル化の推進が期待されています。

KPMGコンサルティングは、将来的に銀行業界全体がデジタル技術を駆使していくためには、まず行員自身のスキル向上が不可欠であると認識しています。デジタルリテラシー診断を通じて、行員一人ひとりが自らの成長を実感できる環境を提供し、地域経済全体の活性化に繋がることを目指しています。

今後、佐賀銀行がどのようにこのデジタルリテラシーを育成し、さらに大きな成果を上げるのか、その動向を注視していきたいと思います。

会社情報

会社名
KPMGコンサルティング株式会社
住所
東京都千代田区大手町1-9-7大手町フィナンシャルシティサウスタワー
電話番号

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