AS IT ISが開発した待機コスト・シミュレーターとは
茨城県つくば市に位置する株式会社AS IT ISは、住宅を購入しようと考える消費者向けに「待機コスト・シミュレーター」を2026年5月20日に公開しました。このシミュレーターは、建材価格、住宅ローンの金利、仮住まい費などのデータをもとに、待機期間(6ヶ月から2年)のコストを評定します。利用者は自身の状況に応じたデータを入力することで、実際の経済状況を反映した試算を行い、いつ住宅を購入すべきか判断する手助けを受けることができます。
開発の背景
近年、国土交通省の発表によると、建設工事費が2020年から2024年にかけて19.4%も上昇し、年率換算で4.55%に達しています。これは、ナフサ価格の高騰や円安、労務費の上昇が影響を及ぼしており、多くの消費者は「待てば価格が下がるのではないか」といった迷いを抱えています。このような消費者心理に応える形で、AS IT ISは試算ツールを開発しました。営業を目的とせず、顧客が自身で判断できる情報を提供することを目指しています。
シミュレーターの特長
シミュレーターには、利用者が評価されるための3つの主要な特長があります。
1. 自社に不利な判断も可能
シミュレーションの結果は、3つのシナリオで表示されます。弱気シナリオで「動く方が経済合理性が高い」とされる結果や、状況に応じて動くか待つか判断が必要とされるケースなども提示され、利用者が冷静に自らの判断を下せるような設計になっています。結果が「いま受注しない方が合理的」とされることもあるため、業界内でも異例の試みといえます。
2. 3つのシナリオによる感度分析
シミュレーターは、様々な状況に応じたシナリオを提示します。弱気シナリオ、中位シナリオ、強気シナリオの3つから成り立ち、各シナリオの条件に基づいた試算が行われます。これにより、最悪のシナリオでもどの程度のリスクが考えられるかを前もって把握でき、その上での判断が可能になります。
3. プライバシーに配慮した設計
シミュレーターでは、入力されたデータはブラウザ内で処理され、サーバーには一切送信されません。これにより、利用者のプライバシーがしっかり守られ、安心して使用できる環境が整っています。試算結果はPDFとして保存でき、専門家との相談時に活用することもできます。
シミュレーターに含まれていない要素
待機コスト・シミュレーターは、住宅ローンの控除や贈与税など、特定の税金に関する計算には対応していません。また、個別商品の推奨も行わず、ユーザーが他の情報源を基に最終判断を下せるような運用がされています。
代表者のコメント
AS IT ISの代表である弓削誠氏は、「顧客の判断を委ねることが重要であり、リード獲得を目的としない透明性あるサービスを提供するべきだと考えました。このシミュレーターが業界の信頼回復に役立てば幸いです」と語っています。同社は、住宅購入に関する悩みを抱える消費者のために、より良い情報提供を目指しています。
シミュレーターの概要
- - サービス名: 待機コスト・シミュレーター
- - URL: 待機コスト・シミュレーター
- - 公開日: 2026年5月20日
- - 利用料: 無料・会員登録不要
- - 出力内容: 3つのシナリオでの総損失額、建築費比、Result A/B/Cの判定、PDF保存
AS IT ISの待機コスト・シミュレーターは、消費者が自身のデータに基づいて冷静に判断できる手助けをするために設計されています。住宅購入を考えるすべての人にとって便利でパワフルなツールと言えるでしょう。