北海道の美味を世界へ伝える新企業「TASTE OF HOKKAIDO」の誕生

北海道の豊かな自然が育んだ食文化を国内外に広めようという目的で、TASTE OF HOKKAIDO株式会社が新たに設立されました。この会社の設立に至った背景には、カネシメホールディングスグループが長年にわたり培ってきた海外市場との関係があります。1960年代からアラスカやカナダ、中国での事業に取り組み、1980年代には日本の食材をEUに輸出するための新たなルートを開拓。こうした活動を通じて、曲〆（カネシメ）髙橋水産株式会社は、長い年月をかけてEU諸国との信頼関係を築いてきました。

国境を越えた交流は、北海道の食材を求める海外のニーズを敏感に感じ取る機会となり、アメリカやアジアにも輸出実績を残しています。グループ設立100年を迎えるこのタイミングで、北海道の様々な食材を対象にした輸出事業を展開することを決定し、TASTE OF HOKKAIDOの設立に至りました。これにより、北海道の優れた食文化を海外の食卓に届ける新たな舞台が整ったのです。

TASTE OF HOKKAIDO株式会社の主要事業は多岐にわたります。まず、水産物、農畜産物、加工食品、酒類など、食品全般の輸出入および販売業務を行っています。また、これらに関連する技術指導やコンサルティング業務も提供、食品加工を行うための製造施設の運営や、加工機器の製造と卸売も手掛けています。さらに、販売や製造に関する情報処理および提供事業も行い、北海道の食文化を広めるための強力なサポート体制を整えているのです。

この会社の本社は北海道札幌市中央区に位置し、代表取締役社長には髙橋清一郎氏が就任しています。彼は、多様な食品が持つ北海道の魅力を最大限に引き出すことに熱意を持っており、TASTE OF HOKKAIDOを地域の大きな資産とすべく邁進しています。公式ウェブサイトを介しての情報発信も行い、消費者やビジネスパートナーとのコミュニケーションを深める努力も行っています。

今回の新設企業によって、北海道の食文化が国境を越えて多くの人々に受け入れられることが期待されます。現地の食材の魅力を余すことなく伝えるための挑戦が、新たな章を開くことでしょう。美味しい北海道の味を世界中に届けるために、TASTE OF HOKKAIDOの取り組みからは目が離せません。今後の新たな展開に期待が高まります。