Adecco GroupとMicrosoftが未来の働き方を推進
9月9日、スイス・チューリッヒに本社を置く人財サービスのリーダー、Adecco Groupは、テクノロジー企業の巨人Microsoftとの戦略的提携契約を更新した。今後6年間で、両社はテクノロジーと人財の完全なる融合を図り、イノベーションとデジタルトランスフォーメーションを追求していく。
この契約更新は、Adecco Groupがこの業界におけるデジタルトランスフォーメーションの最前線で活動し、未来の働き方を受動的に受け入れるだけでなく、積極的に形成する意思を反映している。特に、Microsoftのテクノロジースイートは、以下のような重要なコンポーネントを含む。
1.
Azureクラウドサービス - ITインフラの現代化を進め、クラウドファースト戦略の実現を助ける。
2.
Microsoft 365 - 従業員同士のコラボレーションを強化し、デジタルワークプレイスの実現を支援。
3.
Microsoft Dynamics 365 - 財務及び調達のプロセスを効率化するための統合プラットフォーム。
Adecco GroupのChief Digital and IT OfficerであるCaroline Basynは、この契約更新について、「私たちは、事業活動の中心に人を据え、より良い仕事の未来のために活動している」と強調する。両社は、共通のビジョンに基づいた取り組みで、各組織のエンパワーメントを図り、顧客企業に対してより大きな価値を届けることを目指している。
MicrosoftのCEO、Catrin Hinkel氏もまた、この提携の重要性について言及。彼女は「パートナーシップがもたらす変革の力を信じており、本コラボレーションが世界中のリクルーターに必要なツールを提供する」と述べ、次世代の仕事の在り方を共にリードする意欲を見せた。
契約更新の主なハイライト
契約の更新に伴い、以下のポイントが特筆される。
- - クラウドジャーニーの加速:Adecco GroupはMicrosoftのサポートでAzure上のITインフラを近代化し、スケーラブルなイノベーションを実現。
- - データプラットフォームの近代化:Microsoft Fabricを用いてフロント、ミドル、バックオフィスのデータを統合し、AIエージェントを活用したインテリジェントな意思決定基盤を確立。
- - Dynamics 365の展開:最適化されたERPプラットフォームを通じて、全体の財務、調達プロセスを効率化。
- - モダンワークプレイスの実現:全従業員が安全でシームレスなコラボレーション環境を享受。
- - セキュリティ対策の強化:Microsoft Security and Compliance Suiteにより、全球的な脅威対策を実施。
さらに、Adecco Groupは全社的にCopilotチャットを導入し、業務の迅速化と効率化を推進している。このAIを活用したアプローチからは、チームの業務遂行が賢くなり、迅速な問題解決が促進されている。
両社は、イノベーション、インクルージョン、インパクトという共通の目標に向かって前進しており、パートナーシップはその証でもある。今後も、Adecco GroupはMicrosoftを信頼するパートナーとして、次世代の働き方に向けた進化を追求し続けるだろう。
Adecco Groupについて
Adecco Groupは、スイス・チューリッヒに本社を構える人財サービスのグローバルリーダーで、60以上の国と地域で事業を展開している。人財派遣やコンサルティング、アウトソーシング分野で企業の業務を最適化するソリューションを提供し、すべての働く人々のキャリア形成を支援している。特に日本においてはアデコ株式会社などを通じて、幅広いサービスを展開。その親会社はSIXスイス証券取引所に上場し(ADEN)、業界のリーダーシップを維持している。