青森みちのく銀行が新たに生命保険分析システムを導入
株式会社アイリックコーポレーション(以下、アイリック)が開発した生命保険の現状把握分析システム「ASシステム」が、青森みちのく銀行によって導入されました。このシステムは、生命保険の契約内容や保障内容を視覚的に表現し、顧客が理解しやすくすることを目的としています。2025年10月1日より利用を開始するとのことです。
ASシステムの導入背景
近年、保険販売を行う金融機関が増え、さまざまなサービスが展開されています。アイリックは、全国に299店舗を展開する保険ショップ「保険クリニック®」を運営し、独自の「保険IQシステム」を活用して、顧客に最適な保険プランを提案してきました。この経験をもとに、多くの金融機関で導入可能なASシステムが開発されたのです。
青森みちのく銀行は、顧客が加入している生命保険の内容を専門スタッフが整理し、親切に説明するサービスを提供しています。新たにASシステムを導入することで、このサービスをさらに強化し、地域のニーズに応えようとしています。
ASシステムの特徴
ASシステムの主要機能には「保険証券分析機能」が含まれています。この機能では、現在加入している保険の保障内容をグラフとして可視化し、「いつまで」「いくら」保障されているかを一目で確認できるようにします。複数の保険に加入している場合でも、合算した情報を表示でき、顧客にとっての利便性が向上します。入力の手間を軽減する「かんたん入力」を利用すれば、最短3分で証券分析が可能です。また、オプションの「証券分析AIアシスト機能」を使えば、保険証券の画像を取り込むだけで解析が行われます。
料金体系
ASシステムの利用料金は、初期登録料が20万円、月額利用料が10万円からとなっています。これにより、金融機関はより効率的に保険業務を進めることができます。
今後の展開
アイリックは、ASシステムをはじめとする保険販売システムの提供を通じて、さらなるサービスの拡充を図っています。また、100%子会社である株式会社インフォディオと連携し、AI技術を活かした新たなアプリやシステムの開発にも取り組む見込みです。これにより、保険ショップだけでなく、様々な販売チャネルを通じて、顧客に対する保険コンサルティングを一層充実させていく予定です。
アイリックコーポレーションの会社概要
アイリックコーポレーションは、1995年に設立され、保険販売事業や、保険に関するソリューションを提供する事業、さらにはシステム開発を手掛けています。公式ウェブサイトでは、サービスや事業の詳細情報を確認することができます。
参考リンク
これからもアイリックコーポレーションはテクノロジーを活かし、保険流通の革新を目指し、顧客が安心して未来を描ける社会の実現を進めていくでしょう。