新たな防災啓発プロジェクトの始動
ADDReC株式会社が、訪日外国人観光客向けに新たな防災啓発活動「SMILE BOSAI PROJECT」を始めました。このプロジェクトは、株式会社電通ライブとの共同企画で、渋谷にある共創施設「SHIBUYA QWS」での取り組みです。国際的な観光地である渋谷の特性を生かし、外国人が理解しやすく楽しく防災について学べる仕組みを提供します。
防災啓発の意義と目的
近年、訪日外国人観光客の数は右肩上がりで増加しており、特に渋谷はその中でも外国人に人気のスポットとして知られています。しかしながら、防災に関連する情報は、これまで外国人にとって親しみにくく、専門的すぎる印象がありました。これに対し、「SMILE BOSAI PROJECT」は、防災を「堅い情報発信」から「楽しく学べる体験」へとシフトさせることを目指しています。
プロジェクトの内容
本プロジェクトでは、まず多言語対応の防災ブックレット「SMILE BOSAI PASSPORT」と「SMILE COMMUNICATION CARD」を開発します。これらは、外国人観光客が日本滞在中に直面する可能性のある災害に対する対処法を、視覚的に理解しやすくイラスト付きで解説するものです。特に、やさしい日本語、英語、中国語に気を配り、言語の壁を超えて情報を提供します。
ブックレットはコンパクトサイズで、観光に出かける際にも手軽に持ち運ぶことができ、あらゆるシーンでの学びを促進します。また、コミュニケーションカードは、言葉が通じない状況での円滑なやり取りをサポートします。これにより、訪日外国人の安全な観光体験を確保することを目的としています。
この取り組みは、まず2025年10月13日の国際防災の日から、渋谷エリアの宿泊施設や観光施設での実証実験を通じてスタートします。利用者からのフィードバックを基に、更なる改訂を加え、東京都内全域、さらには全国の主要観光地でも配信を拡大する予定です。
渋谷という観光地の重要性
2025年までに訪日外国人観光客数は過去最高を記録することが見込まれています。特に、渋谷は東京都内で外国人観光客の訪問率が最も高い地域であり、その魅力はスクランブル交差点やナイトカルチャー、ファッション、グルメなどにあります。このような魅力的な観光地で防災啓発が行われることは、観光の安全性を高めるだけでなく、観光地としての信頼を築くうえでも非常に重要です。
防災を楽しく学ぶために
「SMILE BOSAI PROJECT」では、単なる情報提供にとどまらず、楽しみながら防災について学べる方法が模索されています。プロジェクトのキャラクターは電通ライブが担当し、イラストレーターのすぐる画伯がデザインを手掛けています。ユニークで親しみやすいキャラクターが、観光客の興味を引き、その結果、より多くの人に防災への関心を持ってもらうことを狙っています。
ADDReCの取り組み
ADDReCは、空間に特化したデザインファームとして、訪日外国人観光客向けの多彩な企画を行っています。最近ではナイトタイムエコノミー施策やエンターテインメントコンテンツの企画を進めており、観光客との接点を増やすことに力を注いでいます。実証実験を通じて、どのような反応が得られるかを検証し、次のステップに繋げていく考えです。
配布アイテムと場所
本プロジェクトにおいて池配布されるアイテムは「SMILE BOSAI PASSPORT」と「SMILE COMMUNICATION CARD」で、それぞれ以下のように活用される予定です。
- - SMILE BOSAI PASSPORT: イラストで分かりやすく、日本滞在中の災害対処法を解説
- - SMILE COMMUNICATION CARD: 言語が通じない場面でのコミュニケーションをサポート
配布は、アパホテルや渋谷の観光施設を通じて広く行われる予定で、以下のような場所でも展開されます。
- - アパホテル〈渋谷道玄坂上〉
- - アパホテル&リゾート〈西新宿五丁目駅タワー〉
- - 渋谷のんべい横丁
- - セルリアンタワー東急ホテル など
感じる安心・実質的なツール
最終的に、私たちは「SMILE BOSAI PROJECT」を通じて、災害時にリアルで信頼のおける情報ツールを提供することを目指しています。情報の充実だけでなく、その情報をどのように伝え、理解してもらうかを意識した取り組みが、訪日外国人の安心安全な滞在と、渋谷らしい楽しい体験を生み出すことでしょう。