マクサス、組織改革フェーズ2を開始
株式会社マクサスは、直営部門の業績向上を目的とした組織改革プロジェクト『Make×Asu(メイク・アス)』のフェーズ2をスタートさせました。この新しい取り組みでは、特に価格ガバナンスの見直しや全社ミッション設定が重要な柱となっています。これにより、見込みが10%未満に抑えられることを目指しています。
背景
近年、マクサスは『令和の虎』出演を契機にフランチャイズ(FC)を拡大させ、加盟店舗は50を超える順調な成長を見せています。しかし、直営部門にはいくつかの構造的な課題が残されていました。具体的には、価格見積もり基準の不統一や、大型商品に関わる赤字が目立つこと、営業の定性KPIが十分に機能していないことが挙げられます。これらの問題に対処するため、マクサスは強い危機感を抱え、今回はフェーズ2に向けた改革に着手しました。
フェーズ2の主な施策
この新しい試みの核となるのは、以下の三つの大きな施策です。
1) 価格ガバナンスの見直し
見込み売価についての明文化されたルールを定め、見込み割れを10%未満にすることを全社のミッションとしています。これは、手数料や送料を除いた後の入金額が必ず見込みを上回ることを保証するものです。特に、大型品については、見込み設定の二重チェックを実施し、赤字が大きくなりを防ぐ体制を構築します。
2) 営業品質の向上
営業品質の面でも、利益と顧客満足を同時に最大化することを重視し、定量的なKPIと定性的なKPIを導入します。査定単価や粗利率、成約率などの定量指標に加え、リピート・紹介率といった顧客のフィードバックも重要視し、最低でも10%を目指します。
3) 会議・運用の最適化
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)表彰制度が新たに設けられ、進捗のレビューは短時間で集中的に行う形に見直されます。改善案や次のステップを迅速に決定することで、業務の効率性を高めることが期待されています。
CHROの就任とマーケティング責任者の参画
このフェーズ2では、CHRO(人事最高責任者)の就任とマーケティング責任者の新たな参画も見逃せません。これにより、企業文化や人材の質を向上させることが目指されています。代表取締役の関憲人氏は、黒字化が仕組みの副産物であると述べ、全社が見込み割れを10%未満にすることを当たり前にするための努力を強化しています。
買取マクサスとフランチャイズ加盟店
現在、マクサスのリユース事業は着実に拡大しており、低リスクで高収益を実現するビジネスモデルとして注目されています。特に、事業未経験者でも安心して始められるサポート体制が整っています。
また、著名な経営者の堀江貴文氏が初めてフランチャイズに加盟することも話題となっており、多くの人々からの期待を集めています。彼は自身のフィードバックを取り入れながら、“ホリエモン店”の立ち上げに意欲を示しています。
マクサスの未来
マクサスは、顧客のニーズに応え、新しい価値を提供することでリユース市場における地位を確立していく考えです。出張買取やブランド品の買取の幅を広げ、サステナブル社会への貢献を続けてまいります。今後の成長にぜひご期待ください。