パタゴニアが京橋に新たな店舗をオープン
2023年9月11日、アウトドアブランドのパタゴニアが東京・京橋に新たな店舗「パタゴニア 東京・京橋ストア」をオープンしました。これは都内8店舗目にあたるもので、渋谷、梅田に続くブランドエクスペリエンスストアとなり、企業の持続可能なビジネスの拠点としての機能を持ちます。
「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」というミッションのもとで、創業から50年にわたって様々な取り組みを行ってきたパタゴニア。製品の開発のみならず、環境への影響を最小限に抑えることにも力を注いでいます。環境アクティビズムと製品の品質を両立させ、多くの支持を得てきたブランドです。
新店舗は歴史ある京橋の地区に位置し、当地の豊かな文化とアートにインスパイアされたデザインが施されています。鍛冶橋通りの名の由来は江戸時代の職人たちにあり、この地での誇りある職人技とパタゴニアの理念が融合し、自然との向き合い方を模索する場としてしっかりと根付くことでしょう。
環境配慮型の店舗作りと多様な製品
京橋キノテラスに設置された今回の店舗は、環境にやさしい木造ハイブリッド構造を採用。二階建ての約100坪の店内は、木の温もりが感じられる心地よい空間を演出し、パタゴニアのブランド精神を体現しています。さらに、店舗内にはパタゴニアに関連する書籍が取りそろえられたスペースがあり、訪れる人々に環境活動や持続可能なライフスタイルについて体験を通じて学ぶ機会を提供しています。
パタゴニアの製品は、登山、クライミング、トレイルランニングといった専門的なアウトドアギアから、日常使いのライフスタイルウェアまで多岐にわたります。全ての製品は、最高のパフォーマンスを発揮できるように設計されており、修理可能なデザインや役目を終えた後の処理についても考慮がなされています。このプロセスが、パタゴニアの製品が長く愛され続ける理由の一つです。
Worn Wearプログラムと地域活動の展開
東京・京橋ストアでは、東日本初の常設中古ウェアコーナー「Worn Wear」を展開しています。これは「不必要なものを買わない」「今あるものを最大限に活用しよう」という理念に基づいたものです。このコーナーでは中古ウェアの販売だけでなく、修理サービスやリサイクルプログラムを通じて、持続可能なライフスタイルを支持し、環境への負荷を減らす努力を続けます。
コミュニティへの関与も重要視されており、地域の文化に敬意を払いながら、店舗デザインもそのストーリーの一部として作り上げられました。江戸時代のすぐれた職人文化が育まれたこの地で、パタゴニアは生活の質を高める提案とともに、地域の環境問題の解決策を共有しています。
コミュニティ活動と未来へのビジョン
さらには、パタゴニア東京・丸の内ストアで育まれたトレイルランニングコミュニティもこの京橋ストアにて引き継がれます。トレイルランニングに興味のある人々が集う場として、専門スタッフがイベントを通じてコミュニティ活動を促進していきます。
新たにオープンした東京・京橋ストアは、単なる買い物の場所ではなく、環境問題やアウトドアの楽しさを共有するための拠点でもあります。地域の人々と共に「地球の未来を見据えたあり方」を考え、具体的な行動へと導いていくことを目指しているのです。これからも、多くの人々に愛されるブランドとして、持続可能な未来へ向けた取り組みを続けてほしいと思います。
店舗情報
- - 名称:パタゴニア 東京・京橋ストア
- - 住所:〒104-0031 東京都中央区京橋2丁目4番12号 京橋キノテラス
- - Tel:03-3214-2101(9月11日より開通)
- - 営業時間:11:00 - 19:00
- - 定休日:年末年始毎月第三水曜日
- - 面積:100坪(売り場面積)、140坪(総面積)
私たちの未来を支えるためのこの新たな拠点に、ぜひ足を運んでみてください。