救急隊員支援ルーム
2025-06-17 13:47:20

医誠会国際総合病院、救急隊員のための「リセットルーム」を新設

医誠会国際総合病院が新たに「リセットルーム」を設置



医誠会国際総合病院(大阪市北区)は、救急隊員の健康的な業務遂行を支援するため、2025年5月26日より「リセットルーム」を新たに設けました。この取り組みは、出動が続く隊員の身体的負担を軽減し、効率的な業務をサポートすることを目的としています。

救急隊員の実情とその必要性



近年、全国的に救急搬送の件数が増加しており、多くの救急隊員が連続して出動する中で、十分な休憩が取れないという実態が浮き彫りとなっています。特に、救急現場では考えられるさまざまなリスクに常に直面しているため、隊員の集中力や身体的健康が損なわれる懸念が高まっています。

そこで、医誠会国際総合病院は、救急搬送後すぐに休息できる空間を提供することで、隊員の健康管理を強化することが重要であると判断しました。新設された「リセットルーム」では、短時間での水分補給や休息が可能となり、特に夏季における熱中症対策や体調不良の予防に寄与することが期待されています。

「リセットルーム」の具体的な設計



「リセットルーム」はシンプルな設計ですが、隊員が安心して利用できるよう配慮されています。具体的には、飲料サーバーと椅子を備え、短い時間でもリフレッシュできる環境を整備しています。出動後、すぐに休憩を取ることで、体調を整え次の出動に備えることができるのです。

この新しい休憩スペースは、医誠会国際総合病院が「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、救急医療の質を向上させるために施策の一環として位置付けられています。

地域医療への貢献と今後の展望



医療法人医誠会は1979年に設立され、ホロニクスグループとして大阪を拠点にさまざまな医療機関を運営しています。その中でも医誠会国際総合病院は、46の診療科と総職員数1971名を擁し、低侵襲治療や先進医療、医療DXの導入などに積極的に取り組んでいます。

さらに、2024年12月にはJCI認証を取得し、国際医療ツーリズムにも挑戦していく予定です。救急医療においては、24時間365日体制で医療を提供し、さまざまな患者を受け入れる態勢を整えています。

病院内の「リセットルーム」は、救急隊員の健康を守るための工夫が詰まった空間であり、今回の施策が隊員の心理的・身体的な負担を軽減し、より質の高い救急医療の実現に寄与すると期待されています。救急隊員の日々の努力と、医療現場でのサポート環境の充実を通じて、地域社会における医療の質が向上することが望まれます。


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