新しい音楽の扉を開くNaoyuki MANABE GAGAKU Ensembleの演奏会

伝統と革新の融合が生む新たな音楽体験

2025年11月17日、東京オペラシティリサイタルホールで開催される『Naoyuki MANABE GAGAKU Ensemble 2025公演伝統と革新3』。これは日本の伝統音楽である雅楽と現代音楽を融合させた新しいパフォーマンスを提供することを目的としています。

演奏会の魅力

この公演は、2024年第16回「創造する伝統賞」を受賞したNMGEにより実施され、武満徹の名曲「秋庭歌」を再び演奏することが決定しています。また、注目すべきは中堀海都による新作「星霜」の全楽章が初めて披露される点です。この作品は3年の歳月をかけて作曲され、現代の感覚で表現された雅楽の新たなスタイルを体験できます。

プログラムには、「神楽歌より《早歌》」や、「蘇莫者の解読」など、多彩な楽曲が範囲にわたり取り上げられます。特に、中堀が14歳から作曲に取り組んできた理由もこの公演の大きな見どころです。彼は武満の音楽に強く影響され続けており、その集大成として「星霜」は注目された作品となっています。

雅楽の解釈と演奏の魅力

NMGEの演奏方針には「伝統を重んじ、研鑽を続ける演奏家のみが新たな伝統を創造できる」と掲げています。彼らは、千年以上の歴史を持つ雅楽の音色を、現代に蘇らせることを目指しており、舞台と客席の枠を超えた新しい演奏スタイルや音楽の再構築に挑戦しています。

この演奏会では、音楽の真の意味を探求し、現代の文脈で再解釈された雅楽を通じて、聴衆と深い共鳴を生み出すことでしょう。特に「秋庭歌」は、雅楽のリズムや音色の探究から生まれた新しい響きを披露し、聴覚的な冒険を約束します。

チケット情報

公演は2025年11月17日（月）18:30開場、19:00開演で、チケットは一般が5,000円、学生が2,500円で販売されています。全席自由の席で、チケットの購入はカンフェティ（運営はロングランプランニング株式会社）にて可能です。ぜひこの機会を逃さず、雅楽と現代音楽の新たな交わりを体験しに来てください。