岡山大学の那須学長がブラジルで開催された会議に出席

岡山大学の那須学長、ブラジルでの国際会議に出席

2025年1月31日、岡山大学の那須保友学長は、ブラジル・サンパウロ大学で開催された「第1回日伯学長会議」に出席しました。この会議は日本とブラジルの外交関係樹立130周年を記念し、地球規模の課題解決に向けた大学の役割をテーマとして開催されました。

会議の目的と意義

この日伯学長会議は、筑波大学とサンパウロ大学の共催によって行われ、両国の大学関係者はもちろん、林禎二駐ブラジル日本国特命全権大使や清水享在サンパウロ日本国総領事も参加しました。会議では、教授や学長たちが集まり、教育や研究を通じて国際的な問題への共同対応が求められる中、大学が果たすべき役割について議論が交わされました。

セッションの内容

那須学長は、Session1「Research Collaboration（研究連携）」に参加し、「Ocean and Disaster Management」というテーマのもと、岡山大学の災害医療支援チームの具体的な活動について語りました。このディスカッションを通じて、他の大学と連携し、知見を共有する重要性が再確認されました。

続くSession2「Student Exchange（学生交流）」では、サンパウロ大学の代表者からポルトガル語の重要性が強調され、学生交流プログラムの機会について活発な意見交換が行われました。参加者は、異文化理解と多様性が学問の発展に寄与することを認識しあいました。

日伯学長会議共同宣言

会議の最終段階では、参加者全員が集まり、「日伯学長会議共同宣言」を締結。この宣言は、日本とブラジルの学術的な連携を強化し、共同で現代の課題に立ち向かう意志を確認するものです。

那須学長のブラジル訪問は、2024年12日の同大学歯学部訪問に続くものであり、今後もブラジルの大学との交流を促進する計画です。岡山大学は、教育や研究面での国際的な連携をさらに強化し、両国の発展に寄与することを目指しています。