日本初、Material Bank® Japanのサービス開始
2023年1月より、日本での「Material Bank® Japan」がスタートしました。このサービスは、世界最大の建材サンプルマーケットプレイスである「Material Bank®」の日本版です。日本の建材市場は2025年度には約1兆9,782億円に達する見込みで、なかでもデザイナーの働き方改革が重要視されています。
デザイナーが多くの業務時間を費やしているのが、建材サンプルの探し方です。多くのメーカーからサンプルを取り寄せる際、その方法はカタログやWeb検索、電話、FAXなど多様で、それに伴う発送や梱包の作業が煩雑です。Material Bank® Japanはこれらの問題を解消し、デザイナーが本来のデザイン業務に集中できる環境を提供することを目指しています。
誰でも使いやすい建材サンプルの検索
このサービスでは、複数のメーカーの建材サンプルを一つのサイトで検索し、深夜0時までに注文すれば翌朝にお届けされます。無料の取り寄せ業務を可能にし、数多くのデザイナーに効率的なサンプル取得を実現します。米国の「Material Bank®」では、すでに10万人以上のデザイナーが利用しており、毎日約8万個の建材サンプルが届けられています。
環境配慮とサステナビリティへの取り組み
Material Bank® Japanでは、サンプルの配送トレーを環境に配慮したデザインにしています。こちらは、サンプルを返品ボックスとしても利用できるため、再利用が容易です。
また、数社からの建材を一括で発送することにより、約75%の発送数を削減することが可能です。米国の実績に基づき、設立以来300万回分以上の配送削減も実現されています。
今後の展望
このサービスは、運用実証事業を経て、来春に正式公開される予定です。今後3年以内に、10万人規模のデザイナーに向けたサービス展開を目指しています。日本の建材メーカー、日本のデザインプロフェッショナルに使いやすいサービスを提供するため、参加デザイナーやメーカーを増やし、コミュニケーション改善や業務効率化を図ります。
会社概要
運営会社のDesignFuture Japan株式会社は、2021年設立以来、建材業界のニーズに応えるため市場調査とローカライズに注力してきました。代表の中沢剛氏は、東京大学卒業後、NTTデータやソフトバンクでの経験を経て、2022年に同社のCEOに就任しています。
本社所在地は東京都渋谷区に位置し、今後も日本のデザイン業界を支える新たな技術やサービスの開発に努める方針です。
Material Bank® Japanの公式ウェブサイトは
こちらです。